インフルエンザの予防接種の効果は?持続期間は?回数は1回でOK?
2019/05/18
インフルエンザの季節がもうすぐですね。
どうせなら、予防接種も早めに済ませたいですね。
でもインフルエンザの予防接種って効果があるのか、
どれぐらい持続するものなのか、回数は1回でいいのか、
疑問点もいくつかあるのではないでしょうか。
何か気をつけないといけないことはないか、
不安な方は、ここでしっかりと
確認して下さいね。
インフルエンザの予防接種の効果は?
基本的に、効果はあります。
インフルエンザに限らず、ワクチンは「きわめて弱毒性のウィルス」を
接種する事により、体内に抗体を作ります。
この為、接種時の体調によっては「ウィルス感染」した時のような
「軽い症状」が出ることもあります。
そして、この時に獲得した抗体によって2度目からは感染しても
発症しにくくなるのがワクチンです。
予防接種すると7割程度はかからなくなります。
また、かかった場合でも比較的軽症で済みます。
と言っても、その効果は、予防接種したインフルエンザと
同じ型のインフルエンザに感染した場合に限られます。
予防接種したインフルエンザの型と異なるインフルエンザに
感染した場合は、効果がなく発症することもあります。
ただ、毎年その年に流行すると予想される
インフルエンザの型のワクチンが用意されますので、
何もしないよりは、効果が期待できます。
という点からも、
予防接種を受ける価値は十分にあります。
インフルエンザの予防接種の効果の持続期間は?
予防接種をしてから、およそ1~2週後から抗体が上昇し始めて、
2回接種1ヶ月後にピークになり、3~4ヶ月後に低下し始めます。
予防接種をしてから、およそ5ヶ月間は効果の持続性があります。
10月半ばに接種すると3月半ばまで有効なので、
インフルエンザシーズン中は大丈夫でしょう。
毎年予防接種することで、少しずつ免疫が残っていくので、
基礎免疫がついていきます。
ということで、
毎年予防接種されることをオススメします。
インフルエンザの予防接種の効果の回数は1回でOK?
インフルエンザの予防接種は一回だけするのと、二回する場合で、
効果はあまり変わらないという研究結果が報告されて以来、
老人や幼児などを除いて、一回が主流になっているそうです。
しかし、中には経験的に、二回する方が効果が高いという
意見をお持ちの内科医もおられます。
ただし、アレルギー体質の場合、二回目の接種で
アレルギー反応が出やすいので、
まずは、かかりつけの医師に相談さすることが大切です。
もし、二回接種されるのであれば、4週間程度の間隔が
必要ですので、ご注意下さい。
まとめ
この世に、オールマイティーなワクチンはありません。
有識者が流行すると予想するインフルエンザの予防接種を
受けることは、その緩和効果を考えると接種する価値は
十分有ります。
アレルギー体質、特に卵アレルギーの場合は、
接種に注意が必要です。
いずれにせよ、予防接種をする場合は、回数、接種する時期に関して、
かかりつけの医師によく相談してから行うべきですね。