年賀状の書き方のマナーで上司にはどう書く？宛名は？写真はいいか？
2019/05/19
年賀状は、ＰＣの年賀状ソフトを
使用して印刷する方が多いですが、
会社の上司に出す時も、
同じようにＰＣの年賀状ソフトを使って
出しても問題ないのか？
何か、一言、手書きのメッセージを書くべきなのか、
上司に出す年賀状のマナーについて悩んでいませんか。
「上司に出す年賀状に、写真は厳禁」
と聞きますが、本当にそうなのか？
何か気をつけないといけないことはないか、
不安な方は、ここでしっかりと
確認して下さいね。
年賀状の書き方のマナーで上司にはどう書く？
基本的に、
手書きで、一言添えるのが常識です。
手書きの文字には、印刷よりも気持ちがこもっています。
自分が会社の部下から受け取った場合のことを考えると、
宛名も裏面も全て印刷だけで、手書きで一言も
添えられていなかったら、きっと味気ないと感じることでしょう。
そんな年賀状だと、元旦早々に受け取っても、
当然印象にも残らないし、
ありがたくも何ともないのではないでしょうか。
また当然のことですが、誤字、脱字がないように、
十分気をつけなければいけません。
センスあるイラストなどは、問題ありませんが、
あまり砕けたものは控えた方が無難でしょう。
いずれにしても、上司に出す年賀状は、
印刷だけで送るのはやめて、
必ず、一言メッセージを添えることをオススメします。
●年賀状の書き方の基本（右から、縦書きで）
・文頭に「謹賀新年」などの賀詞を大きめに書くこと
・越年の無事を喜ぶ言葉・日頃のお付き合いへの感謝を書くこと
・今後の更なるご指導をお願いすること
・上司のご健康・ご家族の幸福や繁栄を祈ること
・日付は年号から書くこと。西暦でも問題なし
・一言の添え書きは、小さめの字で短く書くこと
●年賀状を書く上での注意事項を以下に
ご紹介しますので、ご参考になさって下さい。
・賀詞の重複。
「謹賀新年」
「あけましておめでとうございます」
「迎春」
「Ｈａｐｐｙ Ｎｅｗ Ｙｅａｒ」
などを２つ以上書くのは避けましょう。
「新年明けましておめでとうございます」
という賀詞も、「新年」と「明けまして」
が意味が重複しているので、要注意です。
・必ず書くもの
「平成◯◯年元旦」
「２０◯◯年１月１日」
などの日付。
但し、「元旦」は１月１日の朝という意味なので、
「１月１日元旦」とは書かないように注意して下さい。
年賀状を上司に出す時のマナーで宛名はどう書く？
一般的に、
同じ会社の上司に年賀状を出す場合は、
「様」付けで書きます。
さて、宛名書きですが、確かに手書きは丁寧ですが、
あまり拘ることもないでしょう。
年賀状が慣例化されている場合、
住所や宛名は既に、電子データ化されているでしょうから、
住所や宛名は印刷でも問題ありません。
もちろん、時間に余裕があれば、手書きの方が丁寧なので、
上司受けは良いでしょう。
また、年賀状を横書きで出す方もおられますが、
友人ならともかく、上司宛の場合はちょっと考えものです。
縦書きが失礼の無い書き方になるので、上司には、
必ず縦書きで書くようにしましょう。
また番地などの数字ですが、横書きなら数字で書きますが、
縦書きの場合は、漢数字が正式です。
ですから、上司には、縦書きで漢数字を使いましょう。
ここで、宛名を手書きする場合の手際の良い書き方を
以下にお伝えします。
見た目綺麗にするには、バランスよく書くことがポイントになります。
１．まず最初に、はがきの中央に縦書きで大きめに名前を書くこと
２．その後に、住所を書くこと
先に相手の名前を書くことで、中央にメインを持ってこれるので、
全体のバランスが良くなります。
また、先に住所を書くと、名前を書くときに、
書いた住所が手で擦れたりして、汚れかねません。
でも名前を先に書けば、手で擦らないので、
汚れる心配もありません。
年賀状を上司に出す時のマナーで写真はいいか？
常識的に
会社関係にプライベートな写真入りの年賀状を出すのは控えましょう。
配偶者や子供の写真入り年賀状でさえ、
上司宛には出さないのが礼儀です。
彼氏とツーショットの写真入りなど言語道断です。
そんな年賀状を間違って上司に出してしまうと、
公私の区別がつかない常識の無い社員と
思われてしまいますので、注意しましょう。
ただ例外はあります。
結婚式の写真です。
上司含めて関係者に
人生最大の出来事の報告を兼ねた年賀状は
誰にとっても幸福なお知らせになるので、
問題ありません。
また上司と部下というお付き合いを越えて、
家族ぐるみでお付き合いがある場合は、
家族の写真などは、常識の範囲で許されるでしょう。
まとめ
年賀状を受け取った時、
ＰＣソフトなどで印刷しただけのものと、
一言添えてあるものとでは、受け取った時の印象は
雲泥の差があります。
いくらネットが発達した世の中とはいえ、一手間かけた年賀状は、
誰にでもありがたいものです。
無論、上司に取っても嬉しいものです。
あなたもお世話になったあの方の顔を思い浮かべながら、
年賀状に、心のこもった一言を添えられては如何でしょうか。