トイレのタンクにペットボトルで節水はどう?水の手洗いは?故障は?
2019/05/24
節約家の中には、
色々な点で、節約に工夫されている方が多いようです。
トイレのタンクにペットボトルを入れて
節水することもその一つです。
でも、
「本当にトイレのタンクにペットボトルを入れたら
節水になるのか?」
疑問に思いませんか。
「トイレのタンクにペットボトルを入れると故障する!」
と聞きますが、本当に、そうなのか?
何か気をつけないといけないことはないか、
不安な方は、ここでしっかりと
確認して下さいね。
トイレのタンクにペットボトルで節水はどうか?
基本的に、
トイレのタンクにペットボトルを入れて節水する時は、
2リットルのペットボトル2本までにすることをおすすめします。
通常、トイレのタンクの上から流れ出てくる水は、
そのままタンクに貯まって、次回トイレを流す時に、
使われます。
たとえば、タンクに100リットルの水が入ると仮定すると、
レバーを「大」の方向に動かすと、ほとんどの水が
流れてしまいます。
この時、タンクの中にペットボトルを入れておくと、
その容積の分、タンク内の貯水量が減るので、
流す水の量を、ペットボトルの容積分だけ節水することが
できます。
通常、トイレを流す際の水の量が極端に減ると、
配水管を詰まらせる原因になるので、タンク内に入れる
ペットボトルのサイズや本数は、程ほどにするべきです。
基本的には、タンク内に水を入れた2リットルのペットボトルを
タンク内のスペースに左右対称になるように2本入れて下さい。
そうすることで、タンク内の水かさが増えるので、
当初より少ない水でタンク内への給水がストップします。
ただし、注意点としては、
タンク内の上の方にある丸い大きなボール状のものがある場合は、
それにペットボトルが当たらないようにして下さい。
もし、ボールが水位に応じて動かなくなると、
給水が止まらなくなるので、特に注意して下さい。
トイレのタンクの水の手洗いの本来の目的は?
基本的に、
タンクの上の管からの水は、次にレバーを回した時に、
トイレに流す水をタンク内に溜める為に流しています。
ただ、タンク内に水を溜めるのに使うだけでは、
脳がないということで、蛇口から水を出して、
あたかも手洗い用に作った如く流しているわけです。
当然ながら、その水をバケツに溜めるなどしてしまえば、
タンクに水が溜まらないので、
次にトイレの水を流せなくなってしまいます。
しかも、タンクの満水状況を検知して、
水を自動的に止める仕組みになっているので、
そんなことをすると、いつまでもタンクに、
水が溜まらない為、延々と水が出続けます。
故障の原因にもなりますので、タンクの上の管からの水は、
決して、バケツに溜めるなどしないで、
きちんと、タンク内に水が入るようにして下さい。
トイレのタンクの故障のリスクは?
基本的に、
トイレのタンクにペットボトルを入れると、
内部の水位を計る器具に干渉する可能性があり、
故障のリスクがあります。
ペットボトルを入れる時には、十分注意しましょう。
トイレのタンク内で、ペットボトルが、
きちんと固定できれば問題ありませんが、ズレると
内部で、水位を計る器具などに引っかかって、
水栓がきちんと閉まらなくなり、
水が流れっ放しになったりするリスクがあります。
先に説明した通り、
トイレのタンク内の水位が一定の高さになったら、
水が止まるようになっているので、
水を入れたペットボトルをタンクの中に入れておくと、
ペットボトルの体積分の水が節約されます。
しかしながら、ペットボトル分の水量が減ってしまう為、
トイレットペーパーや排泄物が配水管につまって、
故障の原因にもなってしまう可能性も否定できません。
トイレメーカーも故障の原因になるので、
トイレのタンク内にペットボトルを入れることは
おすすめしていません。
という訳で、トイレのタンクにペットボトルを入れる場合は、
2リットルのペットボトル、2本までにしましょう。
まとめ
トイレのタンクにペットボトルを入れて節水する場合は、
2リットルのペットボトル2本までにしましょう。
あまりタンク内にペットボトルを入れ過ぎると、
水が流れず、トイレットペーパーや
排泄物が排水管に詰まって故障の原因になります。
またタンクの上の管から出てくる水を、
バケツなどに溜めて節水したりして、
タンク内に水が入らないようにしてしまうと、
上の管から水が延々と流れ出てくるので、
節水の意味がなくなります。
十分注意して下さい。