靴がきつい時に伸ばす対処法!なじむまでの時間?修理は業者が確実?
新しい靴を買って履いてみたら、きつくて履けない時、簡単に自宅でサイズを
調整する方法をご紹介します。
新しい靴を買った時、お店でしっかりと足に合うものをチェックして買ったつもりなのに、
家に帰って履いてみるとつま先や甲がきつく、痛くて履けないという辛い経験は、
多くの方が体験されています。
そんな時は、自宅で手軽にサイズ調整して、きつくて痛い靴を自慢の一足に
変身させましょう。
本記事を参考にして、あなたの足にジャストフィットした靴を、
ぜひ手に入れて下さいね。
靴がきつい時に伸ばす、広げる対処法!
基本的に、
靴の素材は、多少伸び縮みするので、その特性を使うことでサイズ調整できます。
以下に、素材別のサイズ調整の方法をご紹介します。
1.合皮の場合:
(1)シューストレッチャーを使う方法:
合皮の靴の場合は、シューストレッチャーを使用するのが便利で、簡単です。
ストレッチャーは、靴のデザインを崩さずに、
自分にフィットしたサイズに整える靴伸ばしの道具です。
Amazonなどで、1,500円前後で購入できます。
自分が皮を伸ばしたい部分に小さなパーツなどを付け、圧力を加えることで、
革を伸ばしていくものです。
靴の形に合わせていくつかのタイプがあります。
(2)ドライヤーを使う方法:
靴下を2、3枚重ねて履き、その状態で皮を伸ばしたい靴を履きます。
そして、ドライヤーの温風を伸ばしたい部分に当てます。
皮が温まったら、そのまましばらく履いているようにします。
一気にやろうとすると、革が変質したり、足が火傷をしたりする可能性があります。
特にアクセサリーなどが付いた靴は注意が必要です。
靴の様子を何度も確認しながら取り組むことがポイントです。
2.エナメルの場合:
エナメルの靴の場合、革がストレッチできないと良く言われます。
しかし、やり方に気を付けながら行えば、大丈夫です。
やり方は、通常の本革のものと同じなのですが、「ゆっくり」ということが
ポイントです。
シューストレッチャーを靴に入れ、伸ばしたい部分にゆっくりと圧力を
加えていきます。
急いで一気に皮を伸ばそうとすると、エナメルにひびが入ってしまう
可能性があります。
本革よりも伸びにくいので、その点は、特に注意が必要です。
3.スニーカーの場合:
スニーカーの場合も合皮、エナメルと同様、シューストレッチャーと
ドライヤーを使う方法が有効です。
スニーカーの場合は、他の靴と違って、中敷き(インソール)を変えるという
方法があります。
スポーツ用のスニーカーの場合、厚みのあるしっかりとした中敷きが入っている
ことが多いです。
土踏まずの形などをフォローし、スムーズに足を動かすことができるようにする
ためです。
それによって、履きやすく、動きやすくなっている面もあるのですが、
少しきつくなってしまう場合もあります。
それを薄めのタイプのものに変えるだけで、履き心地が随分と変わってきます。
靴の中の空間が広がるので、それまで痛みがあった部分が
改善される可能性があるので、試してみる価値ありです。
どの素材の場合でもそうですが、まずはじっくり取り組みましょう。
一気にサイズ調整しようとせず、時間をかけてゆっくり取り組むことをおすすめします。
急いては事を仕損じるです!
なじむのにどれぐらい時間がかかるものなのか?
一般的に、
靴が自分の足になじむのにかかる時間は、靴の素材により大きく異なります。
なじむのに、最も長い時間を要するのは、紳士靴の重厚なタイプのものです。
靴自体が数万円し、ものによっては、10万円を超えるような超高級品もあります。
そういったものは、革などがしっかりとしたもので出来ていることが多いです。
しっかりとした革である分、自分の足になじむまでの時間がかかります。
場合によっては、週に1~2回履きながら、2年近くなじむのに時間が
かかったというケースもあります。
ただし、そういった靴は、一度自分の足になじんでしまうと、「一生もの」と
言える程のものになる可能性があります。
しっかりとした手入れをしていけば、一生使っていく事も出来ます。
男女とも一般的な靴の場合、上で書いた靴の様な苦労はなく、
1か月程度でなじむことが多いようです。
おすすめは、靴を購入したお店で調整をしてもらうことです。
靴専門店には、シューストレッチャーもプロ仕様のものがあります。
買った時点で、ある程度自分の足にフィットするように、
お店の人にしてもらうことで、足になじむまでの時間も随分と短くなります。
修理は業者に頼むのが確実か、注意点は?
基本的に、
靴を購入した靴屋が、足の痛い部分などを
調整してくれるサービスを提供している場合は、
できるだけ活用することをおすすめします。
専門の道具(シューストレッチャーなど)などを使って、丁寧に対応してくれます。
しかし、最近では、ネット通販などを利用して、服や靴を買う人が増えています。
そういったケースでは、上で書いたような通常の靴屋さんのサービスは利用できません。
そういった場合には、靴直しなどの専門業者に頼むのか、自分でサイズ調整するかの
二者択一になります。
専門業者に依頼する場合と自分でサイズ調整する場合で、
それぞれ以下のような特徴があります。
●業者に依頼する場合:
品質の面では安心ができます。
そういったことに慣れた熟練の担当者が作業してくれるので、当然と言えば当然です。
靴の表面の皮にひび割れが入ってしまったり、
一部分だけ変色してしまったりということはほとんどないと考えて良いでしょう。
費用はお店によって異なりますが、靴の大きさを伸ばすなどの簡単なサイズ調整は、
1,500円程度です。
●自分でサイズ調整する場合:
自分でサイズ調整をすると、少なからずともひび割れや変色などで、
失敗する可能性があります。
しかし、自分の足に合わせながら、時間を掛けながら取り組むことができるという
メリットもあります。
一度やってみて、まだ不十分な所があったら、さらにその部分の皮を伸ばすなど
微調整することができます。
また、費用面でも、自分で取り組めば安く済むことが多いです。
まとめ
この記事では、自宅で手軽に靴のサイズを調整する方法をご紹介しました。
お店で気にいって靴を購入したのはいいけれど、自宅に戻って履いてみたら、
きつくて、半日履いたら足が痛くて履けなくなったという経験は、
多くの方が体験済みではないでしょうか。
私も経験がありますが、履き始めは痛かったのですが、
本記事でご紹介した方法を使い、自宅でサイズ調整をして、
今ではウソのように足になじんで、とても履きやすい靴になっています。
靴は服や帽子などと比べると、サイズが合わない場合の痛みが出やすいものです。
少しケアをすることで、随分と履きやすくなります。
是非、本記事でご紹介した方法でサイズ調整して、ジャストフィットした靴を
手に入れて下さい。
ここでご紹介した靴のサイズ調整の方法が、
きつくて痛い靴から来るストレスの軽減に、少しでもお役に立てば嬉しいです。