子供が熱を出して手足が冷たい場合の対処法!原因は?その他注意点!
この記事では、子供が熱を出しているのに、手足が冷たくて驚き、
どうしようと心配し、悩んでいるお母さんへ、
その対処法、原因、その他注意すべきことについてご紹介しています。
大切なことなので、急がず慌てず、本記事を読み進めて下さい。
季節の変わり目などのタイミングでは、子供が調子を崩して、
熱を出すようなことがよくあります。
通っている幼稚園、保育園、小学校などでも発熱を伴う病気が流行り出します。
そういった時に体はとても熱いのに手足だけ冷たい場合があり、
驚くお母さんが多いです。
そういった場合の対処法や原因、その他注意点などについてまとめました。
もし子供がそんな症状になっても、その原因や対処法を知っていれば、
安心して対処できますので、ぜひ参考にして下さいね。
子供が熱を出して手足が冷たい場合の対処法!
一般的に、
子供が熱を出しているのに手足が冷たい場合がありますが、
特に異常なことではないので、落ち着いて対処しましょう。
子供が熱を出しているのに手足が冷たいということはよくあることで、
決して異常な事ではありません。
子供の体がウィルスなどの病原体などへ対応しようとしている状態なのです。
ですから、子供の体の状態を出来るだけ楽にさせてあげることが大切です。
体に熱があり、手足が冷えているのは、
これから熱が上がる前段階ということになります。
体に入ってきた病原体に対して、対応しようとしている状態です。
具体的にできることとしては、まずは「体を温める」ことです。
これは手足も含めて、体全体を温めるということです。
体の温度を上げることで、体の中にあるウィルスなどの病原体を
弱らせることができるからのです。
そういう理由で、高熱が出たからといって、
すぐに解熱剤を飲ませて熱を下げてしまうというのは、
場合によっては、間違った判断になることがありますので、
要注意です。
体温を保つためには、
・「毛布をかける」
・「服を着せる」
・「靴下をはかせる」
などが、一般的な方法です。
そうやっている間に、手足の温度も上がってくることが多いです。
手足が熱くなっている状態は、熱が上がりきった状態と捉えても良いです。
その後は、眠気を催す場合が多いです。
眠ることは身体を休める為には、とても良いことです。
気持ちよく眠ることができるように、
室温の調整や着ているものの調整などをしてあげると尚良いです。
子供が熱を出しているのに手足が冷たい原因は?
基本的に、
子供が熱を出しているのに、手足が冷たい原因は、
これから熱が、更に上がる前段階であることを示しています。
体に侵入したウィルスなどの病原体は、一般的に熱に弱いとされています。
そこで体が、身体の温度を上げ、病原体が活動しにくくしているのです。
熱を上げることで、病原体を弱らせようとする防御反応のようなものです。
そうやって身体が熱くなるのですが、
小さな子供や赤ちゃんの場合は、まだ体の仕組みが十分発達していません。
身体中の熱を逃がさないようにする際、血の巡りが悪くなります。
その結果、手足が冷たくなることになります。
その他注意点!
基本的には、
子供が楽にくつろげる状態を、作ってあげることが先決です。
先程もご説明した通り、
●熱が出ているのに、手足が冷たいのは、まだこれから熱が上がる状態
●熱が出ていて、しかも手足も熱くなっている時は、熱が上がりきった状態
と捉え、先にご紹介した対処法を施してあげて下さい。
一旦、手足も熱くなってきたら、
今度は逆に、水枕や冷えピタなどを使って、
体の温度を下げるようにしましょう。
熱が上がり切った状態になると、その後は自然と熱が下がって、
眠気を催すことが多いです。
子供の様子を見ながら、熱がある場合は、
室温を調整したり、着ているものを調整することで、
子供が楽な状態を作ってあげることが大切です。
以下に、その他の注意点をご紹介します。
●睡眠:
睡眠は、とても大切です。
病気でない時も、十分な睡眠をとることは、とても大切なことなのですが、
病気になり体が弱っている時は、特に質の良い睡眠が一層大切になります。
しっかりと寝ることができれば、体は自然と回復することが多いです。
逆に、環境の調整などがうまくいかず、室温が高過ぎることで、
子供がちゃんと眠れなかったり、
かいた汗で、体が急激に冷えてしまったりすることは、
病気の悪化につながるので、注意しましょう。
●水分補給:
水分を摂ることもとても大切です。
子供の体からは、発熱などによって、想像以上の汗が出てきます。
場合によっては、脱水症状に近い状況になってしまうケースもあります。
水分は単に水ではなく、生理食塩水に近いものが、より良いです。
ポカリスエットなどの清涼飲料水も良いです。
ただしポカリスエットなどの清涼飲料水は、
飲む量に気を付けないと糖分の摂り過ぎにつながることもあります。
こういった時の為に、ペットボトルに入った生理食塩水を、
備蓄しておかれることをおすすめします。
●インフルエンザ症状の確認有無確認:
子供の高熱に関して、もう一つ大切なことは、
インフルエンザとの関係です。
インフルエンザは40度近い高熱が出ます。
これまで書いてきた記事内容は、
インフルエンザではないという前提で書いています。
インフルエンザの場合、早急な対応が必要です。
子供の場合、インフルエンザ脳症などを罹ってしまうケースがあります。
絶対数は多くはありませんが、
乳児、幼児を中心に年間でも少なくない数の子供が
インフルエンザが原因とされる病気によって亡くなっています。
状況を見ながら、早めに医師の診断を受けるのが何よりも大切なことです。
万が一、40度近い高熱が続くようであれば、迷わず、
医師の診断を受けられることをおすすめします。
まとめ
本記事では、熱があるのに手足が冷たいことについて、
その対処法や原因、その他注意点についてまとめました。
親が子供の体の仕組みをきちんと知っていると
必要以上に不安に陥ることもなくなり、
万が一の時にも落ち着いて対処できます。
子供、特に赤ちゃんへのケアはとても大切です。
しかし、必要以上に恐れることのないように、
事前に症状に対する知識を十分習得しておきたいものです。
本記事が、子供の高熱が心配でならないお母さんの悩みに、
少しでもお役に立てましたら、嬉しい限りです。