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おみくじで平が出る確率は?意味は運勢が良いか悪いか?読み方は?

      2023/04/18

この記事では、
おみくじを引くと、ごく稀に、「平」を引き当てることがありますが、
このあまり見かけない「平」が、おみくじで出る確率や
その意味と運勢などについて、詳しくまとめています。

正月に初詣に行かれて、おみくじを引かれる方も多いと思います。

実は、おみくじは、引く場所によって出てくるものの種類が
色々と違っています。

一般的には「大吉」「中吉」「吉」「凶」「大凶」などとなっています。

その中に、「平」というものがあります。

あまりなじみのない「平」です。

本記事では、
おみくじの「平」について、出る確率やその意味と運勢について、
詳しくまとめましたので、ぜひ参考にして下さい。

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おみくじで平が出る確率は?

一般的に、
おみくじで、「平」が出る確率は、2%以下です。

まず、おみくじで「平」が出る場所は限られています。

言うまでもないことですが、
始めから入っていない場所のおみくじでは、残念ながら
「平」が出ることはありません。

POINT!

2020年、年始の情報では、
おみくじに、「平」が入っているとされているのは、
次にあげる神社に限られるようです。

・氷川神社(埼玉県)
・戸隠神社(長野県)
・住吉神社(大阪府)
・生國魂神社(大阪府)※2019年4月19日に読者様からの情報で新規追加
・下鴨神社(京都府)
・石清水八幡宮(京都府)
・伏見稲荷大社(京都府)
・厳島神社(広島県)
・金刀比羅宮(香川県)
・青島神社(宮崎県)※2019年8月8日に読者様からの情報で新規追加
・太平山神社(栃木県)※2019年8月17日に読者様からの情報で新規追加
・日光の二荒山神社(栃木県)※2020年1月7日に読者様からの情報で新規追加
・大阪市北区の堀川戎神社(大阪府)
※2020年1月9日、10日読者様お二方からの情報で新規追加
・戸隠神社(長野県)※2020年12月11日、2023年4月17日に読者様からの情報で新規追加
・少彦名神社(大阪府)※2021年1月1日(元旦)に読者様からの情報で新規追加
・弥栄神社(春木八幡神社:大阪府)※2021年1月6日に読者様からの情報で新規追加
・清見原神社(大阪府)※2022年1月1日に読者様からの情報で新規追加
・素戔嗚尊神社(大阪府)※2022年3月1日に読者様からの情報で新規追加                                                                ・御厨天神社(大阪府) ※2023年1月2日に読者様からの情報で新規追加

※但し、各神社の方針によりますが、
おみくじに、「平」を追加される神社が増加する
と思われますので、正確には、上記の神社以外のおみくじでも、
「平」が出る可能性はあります。
特に気になる方は、おみくじを引こうと思われている神社に、
事前に問い合わせすることをおすすめします。

また、「平」の出る確率は一般的に2%以下だと言われています。

おみくじの「平」には、なかなか出会えないものだということです。
出る確率としては、非常に低いので、
もし、おみくじを引いて、「平」が出たら、ラッキーです。

そういう面で考えると、おみくじの「平」は、
とても運が良いと考えて良いでしょう。

おみくじの平の意味は運勢が良いか悪いか?

一般的に、
おみくじの「平」は、
「吉」と「凶」の中間ぐらいの運になります。

「平」のおみくじの順序は、
それぞれの神社で少しずつ解釈が違うのですが、
一般的は「吉と凶の間くらい」とされています。

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「良くも悪くもない」という感じです。

個別の神社のものを見ていくと次のようなものです。

厳島神社(広島県)では、
「吉でも凶でもなく、波風の立たない穏やかな状態」とされています。

氷川神社(埼玉県)では、
「平」、「平吉」、「吉平」というものが
入っています。
「平穏で穏やかな状態なので、今の状態が保つのが良い」と
説明されています。

戸隠神社(長野県)では、
「吉と凶の間になり中吉や半吉とも違う」と説明されています。

ただし、下鴨神社では、
平が最も悪いものとなっています。
下鴨神社のおみくじには、凶が入っていません。
その結果、平が最も悪いくじとなります。
普通のおみくじにおける「凶」と同じ感じとなります。

金刀比羅宮(香川県)では、
「大吉・吉・平・小吉・末吉」となっています。

また、石清水八幡宮では、
平は「吉と凶が判別しにくい状態であるが
運気が安定している状態なので、
今の状態がしばらく続く」ということで
大吉と同じだという解釈になっています。

「平」が大吉と同じ扱いになるのは、
「十二直」という運勢の決め方に関連しています。

その運勢の決め方では、
「平」は良い部類に入り、通常のおみくじで言う
「大吉」にあたるものとなっています。

この「十二直」は、飛鳥時代から幕末、
明治あたりまで行われていたものです。

そういった事が関係して、「平」が大吉と
同じ扱いになっていることもあるようです。

おみくじの平の読み方は?

一般的に、
「平」は「たいら」と読みます。

場所によっては「へい」「ひら」と読む場合もあります。
「平穏無事こそが尊い」という神道の考え方からできたものです。

「変わらない毎日こそが幸せである」という神道の思想が反映されています。
現在のおみくじは元々、平安時代に天台宗の僧侶良源により考案され、
江戸時代に分かりやすく改良された
「元三大師御籤(がんざんだいしみくじ)」が広まっていきました。

仏教のお坊さんが作ったものですから、
元三大師御籤は漢詩などを使った仏教色の強いものでした。

江戸時代、日本では仏教と神道の区別があまり意識されていなかったので、
お寺でも神社でも同じく漢詩がベースのおみくじを使っていました。

しかし、江戸時代から明治時代になった際、
大きく変わることになりました。

その理由は、明治政府が行った「神仏分離策」です。

「神仏分離策」は、神道と仏教、神社とお寺を
はっきりと区別しようというもので、
その結果、神社では仏教を起源とする漢詩のおみくじを
使わなくなりました。

そして、仏教色の無い和歌などを使った
オリジナルのおみくじを作り直しました。

そういったことで、
「平」はお寺ではなく神社に多くあることになっています。

まとめ

この記事では、
おみくじで、ごく稀に引くことがある、
「平」について、詳しくまとめました。

運勢としては、「吉」と「凶」の間というような
何とも微妙な感じのものです。

ただし、この「平」のおみくじ、
全ての神社で出会えるものではなく、
ごく限られた神社にしか置かれていません。

尚且つ、「平」はおみくじに、数多く入っている訳ではなく、
その確率は、2%以下なので、
もし、おみくじで、「平」が出たら、
とてもラッキーだと思っても差支えないでしょう。

本記事の内容を通して、
おみくじで、「平」を引き当てた方が、その運勢で悩むことなく、
前向きに捉えるきっかけになりましたら、とても嬉しいです。

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