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雛人形はいらないのにという考えは問題ないか?由来と意味は?

   

この記事では、女の子が生まれても、
家庭の事情やご家庭の考え方で、
雛人形はいらないという考えがありますが、
この考えが、一般的に問題ないかどうかについて、
詳しくまとめています。

女の子が産まれ、しばらくして、
初節句を迎える頃になると「雛人形はどうする?」
ということが話題になり出します。

「健やかな成長を願って・・・」という事があるので、
雛人形を飾らないと悪いことが起こるのではと
心配になる親御さんもいると思います。

本記事では、雛人形はいらないという考えに
問題がないかどうかについて、詳しくまとめました。
併せて、雛人形の由来や意味についても説明していますので、
是非、参考にしてください。

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雛人形はいらないのにという考えは問題ないか?

一般的に、
雛人形はいらないという考えに問題はありません。

必ずしも、「雛人形は無くても良いのでは・・・」ということです。

勿論、家にきちんとスペースがあり、
経済的にも余裕があるような場合は、
雛人形を購入し、飾ってよいと思います。

雛人形などの伝統的な風習は、
長い間、日本の中で受け継がれてきました。

女の子の誕生を家族を含め、親戚一同で祝い、
健やかな成長を祈ります。

しかし、現在の日本の住宅事情や経済状況などを考えると、
そういったことがやりにくい状況の家庭が多いのも事実です。

七段の雛人形を出すためには、かなりのスペースが必要になります。

現在の日本の一般的な住宅では、
そういったことがやりにくく、少しずつ縮小されていっています。

例えば、三段の雛飾りや一段のもの(親王飾り)など、
コンパクトなものです。

小さなものは、横幅が40センチ位のとてもコンパクトなものもあります。

階段のようになっているのではなく、
壁に掛けることができるように
レイアウトされているようなものもあります。

現在の日本の住宅事情に合うように様々な工夫がされています。

このように様々な工夫がされている雛人形ですが、
それでも家の事情で飾るのが難しいこともあると思います。

そういった場合は、
「気持ちだけ」のような感じでも良いのだと思います。

伝統的な風習などは、時代と共に変化していきます。
それぞれの時代に合わせて、
少しずつ変化させていって良いものと思います。

本来の狙いが、「子どもの健やかな成長を願う」というものなのに、
住宅事情からスペースの面で無理をしたり、
経済的に無理をしたりしてしまっては、どこかに歪が生じます。

それでは、「子どもの健やかな成長を願う」という本来の狙いから
外れてしまいます。

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 POINT! 

無理の無ない形で行っていく事が、大切です。
雛人形に込められた思いは大事にしながらも、
現代に合った形で行っていく事がベターです。

由来と意味を確認すると?

基本的に、
雛人形の由来や意味には、歴史的にいくつかの説があります。

平安時代の京都で、
すでに平安貴族の子女の雅な遊び事として
行われていたという記録があります。

それらは、小さな御所風の御殿をしつらえ、
飾ったものとされています。

はじめは儀式ではなく、遊びとして行われていたようです。

また、平安時代には川へ紙で作った人形を流す、
「流し雛」があり、それらは厄除けの守り雛として、
祀られるようになったということもあります。

江戸時代になると、
女子の「人形遊び」と「節句の儀式」が結び付き、
全国に広まり、雛人形が飾られるようになりました。

雛人形は、厄災を人に代わって引き受ける
人形(ひとがた)の役割があった為、
女児の健やかな成長や幸せを願う日となったと言われています。

また、女性が旅行や嫁入りの際に、
もし災いが起きたとしてもその身代わりになってもらうように
雛人形を持って道中を過ごしました。

こういった経緯から上流階級の娘の嫁入り道具として、
雛人形の需要が高まりました。

こういった歴史的な経緯などを考えると、
雛人形が「絶対にないと困る」
というものではないことが分かると思います。

先にも書いた様に現在の住宅事業や経済状況などから、
無理をして雛人形を購入し、飾ることが最善ではないということです。

風習などは時代による環境の変化と共に少しずつ変わっていくものです。

また、「健やかな成長を願う」手段は、
雛人形を飾ることだけではありません。

様々なやり方があり、最も大事なのは、
「健やかに成長して欲しいと願う気持ち」なのではないかと思います。

まとめ

この記事では、女の子が生まれても、
家庭の事情やご家庭の考え方で、
雛人形はいらないという考えがありますが、
この考えが、一般的に問題ないかどうかについて、
詳しくまとめました。

「健やかな成長を願って・・・」という事があるので、

雛人形を飾らないと悪いことが起こるのではと
心配になる親御さんもいると思います。

記事中の雛人形の由来や意味を読んで頂くと分かるように、
「ないと困る」という類のものではないことが分かると思います。

現状で無理をして「雛人形」を飾ることよりも、
ご家庭の状況に応じて、可能な範囲で、
「健やかな成長を願う」姿が、
本来あるべき姿であり、望ましいのではないかと思います。

本記事の雛人形の内容が、あなたのお子さんの健やかな成長を願う
本来のあるべき姿を見直すきっかけになりましたら、
とても嬉しいです。

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