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日本酒も腐るのか?未開封時は何日かかる?原因と色や臭いや味は?

      2020/07/12

この記事では、
日本酒も腐るのかどうかについて、詳しくまとめています。

日本酒好きな方も多いと思います。

ビールなどとは、まったく異なる魅力があります。

また、日本酒を積極的には飲まないという人でも
調理用に日本酒を使っている人も多いです。

今回、日本酒が腐ることについて詳しくまとめましたので、
是非参考にして下さい。

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日本酒も腐るのか?

結論は、
「日本酒も腐る」と言うことです。

ただ少し難しいのが、
この「腐る」と言う表現が、
他の食品などのイメージとは少し違うことです。

一般的に「腐る」というと、
バナナの場合は、黒くなり、柔らかくなって、グチャグチャになり、
場合によってはカビが生えるようなイメージだと思います。

パンなどの場合もカビが生えるようなイメージだと思います。

 POINT! 

日本酒の場合、「腐る」と言っても
バナナなどの果物のようなものとは違い、
「変質が強く進む」というイメージです。

飲みかけの日本酒をそのままに保管しておくと
酸っぱくなっていくことが多いです。

このように変質していくのですが、
状態がより良く変質していく場合もあります。

「熟成」といい、ウイスキーやワインなどで
20年熟成のものなどがあります。

日本酒でもそう言ったお酒と同様、
熟成が進んだことで味がまろやかになるということもあります。

ただし、こういったものは、
元々そういったことを想定し、上質の材料を用い、
年月での熟成に対応できるような製法で作られていることが多いです。

ですから、
一般の日本酒を長く保管したからといって
上質な味わいになるということは、
残念ながらあり得ません。

日本酒は腐るのに日数は何日かかる?

基本的に、
日本酒は保存環境に大きく依存しますが、
開封しても冷蔵庫で保管すれば、1年ぐらいはもちます。
未開封で、冷暗所で常温保存であれば、2,3年はもちます。

日本酒は糖度が高いお酒です。
そのため、他のお酒と比べ痛みやすいとされています。

以下に、日本酒の入った瓶を開封した場合と
未開封の場合で、もち具合を確認してみましょう。

●開封した場合:

 日本酒の瓶を開封した場合、
 お酒が空気と触れる為、酸化が進んでいきます。
 酸化が進むと成分が変質し、嫌な匂いがしてきます。

 理想としては、一度開封した時は、
 一週間以内で飲むことです。

 自宅で飲むような場合は、一升瓶(1.8L)などの大きな瓶で
 日本酒を購入するのではなく、
 900mLの中くらいの瓶やさらに小さな瓶で購入するという方法が
 良いでしょう。

 もし、飲み残しがある場合は、
 料理酒として使ったりすると良いでしょう。

 また、開封してあっても冷蔵庫であれば、
 1年以上持つと言われています。

●未開封の場合:

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 日本酒は未開封の場合は、基本的には腐ることはありません。
 ただし、直射日光が当たる場所や30度以上になる場所は
 品質の劣化につながる可能性が高くなるので避けた方が良いです。

 また保存に関しては、冷暗所であれば常温保存が可能です。
 2,3年はもつと言われています。

 冷蔵保存ができればさらに良い状態を維持できます。
 冷蔵保存が良いのであれば冷凍保存はどうかというと、
 実は冷凍保存はできません。

 日本酒はアルコール度数が15%前後のものが多く、
 冷凍庫に日本酒を入れると凍結します。

 日本酒の多くは瓶に入っていることから、
 冷凍すると瓶の破損の可能性があります。

 また、瓶以外の容器であっても、
 凍らせることによって日本酒の魅力である旨味、香り、キレなどに、
 変質が起こることが予想されますので、
 冷凍保存はおすすめできません。

日本酒が腐る原因と腐ったら色や臭いや味はどうなるのか?

一般的に、日本酒が腐るのは、
開封時にカビの菌が瓶の中に侵入して、カビが発生したり、
ごく稀に、火落菌が原因で白濁することがあります。
臭いや味は大きく変わることはほとんどありませんが、
明らかにカビが発生したり、白濁している場合は、
体にも良くないので、潔く廃棄することをおすすめします。

「日本酒が腐る」場合、
周りの部分が変化する場合と
お酒そのものが変化する場合とがあります。

周りの部分とは、蓋や瓶の内側にカビが生えたりすることです。
そういった状態の時は、中身のお酒は大丈夫そうに見えても
飲んだり、料理などに使ったりするのはやめておくべきです。

日本酒の表面にカビが生えることがあります。
これは開封した際に、
カビを発生させる菌が入ったことが原因です。

保管されている温度や湿度などが影響します。
中身の日本酒が酸っぱくなるのとは違う形で
悪くなることも稀にですがあります。

日本酒は火入れをしていることが多く、
雑菌とほとんど含まれていません。

ごく稀に「火落菌」というものが原因で、
白濁することがあります。
体にも悪いものなので、白濁してしまった日本酒は、
飲むことはもちろん、
調理などにも使わないようにして下さい。

まとめ

この記事では、
日本酒も腐るのかどうかについて、詳しくご説明しました。

保管環境次第では、日本酒も早晩、腐っていくこと。

未開封で、冷暗所に常温保存すれば、
2,3年は腐らせずに、長い間保管ができること。

開封した後は、なるべく空気に触れさせないようにして、
冷蔵保存することで、1年程度は、
良い状態をキープすることができることなどがポイントです。

もし、日本酒の瓶の内部にカビが発生したり、
日本酒自体が、白濁してきた場合は、
飲むことはもちろん、調味料としても
決して使わず、潔く廃棄すべきことをお伝えしました。

いずれにせよ、なるべく良い状態を保ち、
美味しく日本酒を飲みたいものです。

この記事が、あなたの日本酒との付き合いに、
少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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