耳たぶのしこりが痛い?ピアスが原因?何科を受診したらいいのか?
この記事では、
気になる、耳たぶにできたしこりについて、原因と対策について、
詳しく説明しています。
耳たぶにしこりができ、痛みを感じていませんか。
耳は、脳に近い部分でもあり、少し心配になる人もいると思います。
ピアスをする為に開けた耳たぶの穴の開け方に失敗したり、
ピアス自体が金属製の場合、その金属自体が原因の場合もあります。
本記事では、耳たぶのしこりについて詳しくまとめましたので、
是非参考にして下さい。
耳たぶのしこりが痛い?
一般的に、
耳たぶにできるしこりは、良性の場合がほとんどです。
但し症例は少ないですが、良性の腫瘍や癌、おたふく風邪、
リンパ腺炎を発症している場合もあるので、
気になる方は、まずは皮膚科を受診されることをおすすめします。
耳の近くにしこりができ、痛みを感じるようなことが
あるかもしれません。
耳は脳にも近いですし、何となく不安になる方も多いと思います。
しかし、耳付近にできるしこりは良性のものがほとんどです。
勿論、「良性なことが多い」ということは、
少なからず、放置しておくと危険な場合もあります。
自己判断は難しいので、しこりが徐々に大きくなったり、
痛みが激しい場合は、専門の医者に見てもらうことをおすすめします。
いくつか症例を紹介します。
●原因としては、「粉瘤(ふんりゅう)」
というものであることが多いです。
「粉瘤」は「アテローム」とも言い、
皮膚の中にある袋状の組織の中に老廃物などが
溜まってしまうことでできる良性の腫瘍です。
耳たぶや耳の後ろに出てくるしこりのほとんどがこの粉瘤のようです。
この粉瘤は、耳以外にもお尻や脇の下などに
出てくることもあるそうです。
基本的に体に害を及ぼすものではないので、
飲み薬や塗り薬などで徐々に治っていきます。
しかし、先天的に疲れたりストレスが溜まったりすることで、
粉瘤が頻発するということがあります。
そういった場合は、再発防止の為、
袋自体を取り除く手術をした方が良いでしょう。
また、ごく稀に粉瘤が拡大して、
ガン化したという報告もあるので、注意が必要です。
●あまり症例は多くないですが、
「耳下腺腫瘍」という場合もあります。
耳下腺(耳の下に位置している部分)で症状の進行によって、
腫瘍として、しこりになっていきます。
場合によっては顔面麻痺などの症状も起こる場合があります。
少し難しいのが、耳下腺の中には顔の筋肉を動かす神経が走っており、
診断と治療には専門性を求められます。
●また、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)の場合もあります。
発症は子どもが多いです。
「ムンプスウィルス」が原因とされます。
感染すると、2〜3週間の潜伏期間の後、
耳下腺の腫れなど起こります。
悪化してしまうと難聴を引き起こしてしまうケースもあります。
先ほどご説明したように発症は子どもが多いのですが、
大人がかかると、子どもの症状よりも
重症化しやすいとされていますので、特に注意が必要です。
●「リンパ腺炎」の可能性もあります。
通常、人の体はリンパ管を流れるリンパ液によって
ウィルスや細菌などの感染症を撃退したり、
老廃物を処理したりしています。
リンパ節は、リンパ管の節目にある器官で、
首や脇の下などに集まっています。
リンパ腺炎は傷から細菌などが入ることで、
炎症を引き起こし、腫れ上がることで痛みが出るというものです。
腫れがひどい場合や痛みがひどく、熱を持っている場合は、
皮膚科か、耳鼻咽喉科を受診すると良いでしょう。
皮膚科へ行くべきか、耳鼻咽喉科へ行くべきかは、
事前に、病院に症状を説明して、相談の上、
受診されることをおすすめします。
耳たぶのしこりはピアスが原因?
一般的に、
ピアスをしてしこりができた場合は、
ピアス自体の金属または、
ピアスをする為に開けた穴の開け方に失敗したことが
原因になることがあります。
耳たぶのしこりは、多くの場合が「粉瘤」が原因です。
しかし、ピアスが原因でなる場合もあります。
それは「肉芽(にくが)」と言います。
粉瘤と同じで、良性の腫瘍です。ピアスは金属であることが多く、
それを人体が「異物」と認識し、
排除するために免疫機能を働かせます。
原因としては、ピアスの金属部位に反応したり、
ピアスの重さで負荷がかかったり、
穴の開け方に失敗しているなどの場合が多いです。
対処法としては、皮膚科で
しこりを小さくする注射を打つことなどがあります。
しこりが大きくなってしまった場合は、
形成外科で切除の背術をする場合もあります。
いずれにせよ、ピアスが原因と思われる場合は、
速やかに、皮膚科を受診されることをおすすめします。
耳たぶのしこりは何科を受診したらいいのか?
一般的に、
耳たぶのしこりなどに関しては、
まず皮膚科を受診すると良いでしょう。
ただし、切除が必要な場合は形成外科、
耳下腺腫瘍の場合は、内科、耳鼻咽喉科などとなります。
耳たぶのしこりだけでなく、
病気など全般的に言えることは、
早め早めに対応することが大切です。
良性の腫瘍などで問題がなければ安心できます。
また、問題のあるケースであっても
早ければ様々な対策が打ちやすいので、
早期に完治できます。
病気かどうか心配で悩んでいるようであれば、
早めに受診されることをおすすめします。
まとめ
本記事では、耳たぶのしこりについて、
詳しくまとめました。
耳たぶのしこりは大部分が良性の腫瘍であることが多いこと。
症例は少ないですが、良性の腫瘍や癌、おたふく風邪、
リンパ腺炎を発症している場合もあり、
素人判断では、難しいこと。
自己判断せず、きちんと専門医を受診し、
診てもらうことが大切であること。
基本的には、まず皮膚科を受診し、
場合によっては、耳鼻咽喉科、内科、形成外科を
受診することなどをご紹介しました。
耳たぶのしこりだけでなく、
どのような病気も早め早めの処置が大切です。
本記事が、
耳たぶのしこりの悩み対策に少しでもお役に立ちましたら、
とても嬉しいです。