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書留と簡易書留の違いとは?封筒は一般のもので大丈夫か?出し方は?

   

受験の際の書類の送付などは、「書留」が指定されています。

また、現金を送る際には、「現金書留」で送るように決められています。

このように大事なものを郵便で送る際に利用する「書留」ですが、
その仕組みなどはきちんと理解できていない人もいると思います。

この記事では、書留と簡易書留の違いについて、
まず最初にお伝えしていきたいと思います。

それから、

・書留と簡易書留の封筒について
・書留と簡易書留の出し方について

それぞれについてお伝えしていきます。

ぜひ参考にしてくださいね!

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書留と簡易書留の違いとは?

一般的に、
書留と簡易書留には、追跡機能と賠償額に違いがあります。

「書留」は、大事なものなどを送る時に用いられるものです。

例えば、大学入試などの出願の際には、
書留で送ることになっています。

一つ一つの郵便物に番号が振り分けられ、
追跡をすることができるようになっています。

ただし、書留(簡易書留も含む)は、
郵便局の職員が送付先の人に手渡しで渡し、
印やサインなどをもらうので、
不在の時には郵便受けには配達されません。

不在で受け取れなかった場合は、
再配達を依頼するか、自分自身で配達を担当する郵便局まで、
受け取りに行く必要があります。
そういった点で、使う際には少し注意が必要です。

 POINT! 

通常の「書留」と「簡易書留」では、
追跡機能と賠償額に違いがあります。

「書留」は通常郵便に430円の追加が必要になります。
 ・荷物を出した郵便局
 ・出した時間
 ・荷物が到着した郵便局
 ・着いた時間
 ・どの郵便局を経由したか
を記録します。

補償額は10万円です。
21円で5万円増額可能となっており、上限は500万円です。

それと比べ、「簡易書留」は次のようになっています。

追跡は、
 ・荷物を出した郵便局
 ・出した時間
 ・荷物が到着した郵便局
 ・着いた時間
となっています。

通常の「書留」にある「どの郵便局を経由したか」がありません。
また、補償額は5万円までとなっています。
料金は通常郵便に加え310円です。
「書留」の430円とは、120円の差があります。

補償内容と細かいチェック(どの郵便局を通過したか)が、
できるかどうかの違いです。

実質的には、同じと考えても良い程度の差です。
送るものの中味が、それ程、金額的に値が張るものでない場合、
あまり補償のことを考えず、簡易書留でも良いでしょう。

書留と簡易書留の封筒は一般のものそれとも専用封筒?

基本的に、
書留は、現金書留のみ専用封筒を使い、
通常の書留や簡易書留は、一般の封筒をそのまま利用します。

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現金を送る場合以外は、
一般の封筒のまま、郵便局の窓口に持参し、
書留の手続きをします。

その場で追跡などに利用できる番号などが、封筒に付けられます。
書留を出した人には、
その番号がわかるもの(レシートのようなもの)が渡されます。

レシートを同じ大きさのものなので、
他のものと混ざってしまう可能性もあります。
追跡の際や何かあった時の補償を要求する時に必要になるので、
大事に取っておくことが必要です。

また、レターパックおよびレターパックライトも、
実質的に書留と同じです。

それらは専用の封筒があり、
郵便局に行かずにポストに投函することができます。

レターパックは、
専用の封筒に付けられている番号の書かれたシールを
投函前に剥がします。

追跡などは、その番号を使って行うことができます。

書留と簡易書留の出し方は?

一般的に、
「書留(現金書留も含む)」「簡易書留」は、
郵便局の窓口でないと出すことができません。

近年、色々な郵便システムがコンビニなどでも、
利用できるようになってきました。

ポストがコンビニ内にあったり、
切手などの販売をしたりしています。

郵便事業だけでなく、
役所の機能の一部を請け負うような形になっています。

住民票などの書類の発行などができるコンビニも増えています。

そうやってコンビニなどを利用し、
便利な仕組みになっていくものが多いのですが、
「書留」や「簡易書留」に関しては従来通り、
郵便局の窓口に出すということになっています。

そういった「書留」の少し不便なところを改良したものが、
「レターパック」です。
ほとんど書留と同じシステムでありながら、
街中のポストから発送することができます。
追跡などもでき、とても便利です。

ただし、近年、振り込め詐欺などがこういったものを利用し、
お年寄りなどを騙す事例が増えています。

「レターパックでお金を送って欲しい」
というものは、全て詐欺だと思った方が良いでしょう。

ポストから送ることができるので、
銀行でのATMとは違い、ストップをかける人が、
あまりいない状況になってしまいます。
便利なだけに、特に注意が必要です。

まとめ

本記事では、
「書留」と「簡易書留」の違いについて詳しくお伝えしました。

書留と簡易書留には、追跡機能と賠償額に違いがあること。

書留は、現金書留のみ専用封筒を使い、
通常の書留や簡易書留は、一般の封筒をそのまま利用すること。

「書留(現金書留も含む)」、「簡易書留」は、
郵便局の窓口でないと出すことができないことを、
お伝えしました。

多くの人が利用した経験があると思います。

近年、レターパックなどが販売され、
少しずつ仕組みが変わってきています。

それぞれの機能を、正しく理解し、
上手に利用していきたいものです。

本記事が、ご参考になりましたら嬉しいです。

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