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硬水と軟水の違いとは?見分け方?ミネラルウォーター目的別選び方?

   

ミネラルウォーターなどを買うと、
表示に「硬水」「軟水」などの表示を目に
することがあります。

でも硬水、軟水はどのように区別されているのか、
それぞれの特徴はどうなのか、分からないことが多いので、
いざ使用する時には、それぞれの特徴やメリット、デメリットを
知っておくことは大切です。

今回の記事では、硬水と軟水についての知識を
まず最初にお伝えしていきたいと思います。

それから

・硬水と軟水の見分け方
・硬水か軟水かミネラルウォーターの目的別選び方

それぞれについてお伝えしていきます。

ぜひ参考にしてくださいね!

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硬水と軟水の違いとは?

基本的に、硬水と軟水の違いは、
水1Lに含まれているカルシウムやマグネシウムの量で、
区別されます。

 POINT! 

硬水や軟水にはそれぞれ特徴があります。
それぞれの水を飲むことでのメリットやデメリットがあります。

硬水、軟水のそれぞれのメリット、デメリットは、以下の通りです。

●硬水のメリット:
 ①便秘解消効果が期待できる
   下剤にはマグネシウムが使われているものもあります。
   マグネシウムをたくさん含む硬水は、
   内臓に良い影響を与え、便通が良くなることが期待できます。
 ②洋風の煮込み料理に適している
   硬水には肉の臭みをなくしたり、
   煮込んだときにアクを出しやすくする働きがあります。
 ③動脈硬化の予防
   マグネシウムやカルシウムをたくさん含んでいるので、
   血液をサラサラにする効果があるとされています。
   その結果、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを減らすことができます。

●硬水のデメリット:
 ①結石のリスクが高まる
   腎臓の機能に問題がある人がたくさんの硬水を取ると、
   硬水に含まれているカルシウムを濾過しきれず、
   結石につながることがあります。
 ②お腹がゆるくなる
   胃腸が弱い人は、硬水に含まれているマグネシウムの影響で、
   お腹がゆるくなってしまうことがあります。
 ③素材の風味を生かした料理に適さない
   マグネシウムには独特に苦味があり、
   和風の料理の味付けの邪魔になることがあります。

●軟水のメリット:
 ①日本料理に適している
   日本料理は味付けが繊細なものが多く、
   無味無臭の軟水が日本料理には適しています。
 ②赤ちゃんや幼児でも安心できる
   軟水はマグネシウムを含む量も少なく、
   お腹にも優しいため赤ちゃんを含めた小さな子供さんが
   飲むのに適しています。
 ③肌や髪に優しい
   軟水は肌や髪に影響を与える成分はほとんど入っていません。
   硬水に多く含まれるカルシウムやマグネシウムは、
   肌がつっぱったり、髪がパサパサになったりします。
 ④泡立ちが良い
   石鹸や洗剤の泡立ちが良いのが特徴です。

●軟水のデメリット:
 ①ミネラル分の補給ができない
   ほとんどミネラルは含まれていないので、
   ミネラル分の補充には適していません。

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硬水と軟水の見分け方は?

基本的に、「硬水」「軟水」の見分け方は、見ただけではわかりません。
味は、硬水には、軟水より多く含まれているマグネシウムの影響で、
苦みを感じる場合があります。
一方、軟水は無味無臭なので、味で区別できる場合があります。
市販のペットボトルに入ったミネラルウォーターの場合は、
成分表に書かれている、カルシウムやマグネシウムの1Lあたりの
含有量で、判断できます。

世界保健機関(WHO)の基準では、
水1Lに含まれているカルシウムやマグネシウムの量で、
「硬水」「軟水」を決めており、

・120mg未満:「軟水」
・120mg以上:「硬水」

としています。

さらに細かい分類もされています。

・60mg未満:軟水
・60-120mg:中程度の軟水
・120-180mg:硬水
・180mg以上:非常な硬水

ただし、日本では一般的に100mgを境として、
それ未満を軟水、それ以上を硬水とすることが多いようです。

硬水か軟水かミネラルウォーターの目的別選び方?

基本的に、美容目的の場合は、軟水が適しています。
料理目的では、肉の臭みなどをなくす場合は、硬水、
日本料理など薄味の料理には、無味無臭の軟水が適しています。

市販のミネラルウォーターの硬水、軟水の見極めについては、
水を見ただけでは、判別ができません。

表示されているものを見ることで分かるようになります。

多くの場合、欧米産のミネラルウォーターは硬水、
日本産のミネラルウォーターは軟水です。

目的別ミネラルウォーターの選び方は、
「美容目的」なのか、「料理目的」なのかによって違ってきます。

「美容目的」の場合、
洗顔などにおいては、石鹸の泡立ちなども良く、
肌がつっぱったりしない「軟水」が適しています。

日本の温泉なども美肌効果があるものなどは、
こういったことが関連しています。

ただ、便秘の解消などでダイエットなどを想定した場合は、
「硬水」の方が適しています。

「料理目的」の場合もどんな料理をするのかによって、
適した水が違ってきます。

洋風の煮込み料理の場合は、
肉の臭みなどをなくす効果のある「硬水」が適しています。

日本料理の場合は、繊細な風味が特徴なので、
無味無臭の「軟水」の方が適しています。

料理の場合、料理が作られる土地の水が適しているようです。

まとめ

今回、「軟水」「硬水」の違いについて、
詳しくお伝えしました。

硬水と軟水の違いは、
水1Lに含まれているカルシウムやマグネシウムの量で、
区別されること。

「硬水」「軟水」の見分け方は、見ただけではわからないこと。
味は、硬水には、軟水より多く含まれているマグネシウムの影響で、
苦みを感じる場合があること。
一方、軟水は無味無臭なので、味で区別できる場合があること。
市販のペットボトルに入ったミネラルウォーターの場合は、
成分表に書かれている、カルシウムやマグネシウムの1Lあたりの
含有量で、判断できること。

美容目的の場合は、軟水が適していること。
料理目的では、肉の臭みなどをなくす場合は、硬水、
和風料理など薄味の料理には、無味無臭の軟水が適していることを
お伝えしました。

市販のミネラルウォーターにも様々な種類があり、
用途に応じて使い分ける必要があります。

「硬水」、「軟水」それぞれの効果を考えずに、
飲んでしまうと、体にとっては逆効果となってしまうこともあります。

本記事が、使用目的に応じて、硬水と軟水を適切に使い分け、
快適なウォーターライフを送るのに少しでもお役に立ちましたら、嬉しいです。

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