二分の一成人式の内容とは？手紙の例文で母親からは？父親からは？
近年、小学校の４年生で、
「二分の一成人式」というものに取り組んでいる学校があります。
親が子どもの頃にはあまりなかったものです。
今は色々な面で、この二分の一成人式の在り方を
模索している状態ですが、その考え方を学んでおくことは、
子供を親に持つ親御さんに取っては、大切なことです。
この記事では、この二分の一成人式の内容について、
まず最初にお伝えしていきたいと思います。
それから、
・二分の一成人式で交換する手紙の例文で母親からの場合
・二分の一成人式で交換する手紙の例文で父親からの場合
それぞれについてお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてくださいね！
二分の一成人式の内容とは？
基本的に、二分の一成人式は、
１０歳になる小学校４年生の時に行われます。
１０歳の時点で現在の自分を振り返るという目的で、
体育館などで、学習発表会の形式で行われます。
1月には成人式があります。
昔の元服を由来とするもので、
大人への区切りの式とされています。
現在は、選挙権などの年齢を１８歳としたことにより、
成人の年齢としては、２０歳なのか、１８歳なのかということで、
議論になっています。
今後、数年でそういった話し合いの結論も出て、
国としての成人の捉え方が定まってくることでしょう。
最近、小学校において、
「二分の一成人式」というものを行うことが多くなっています。
小学校４年生の時に行われますが、
「総合的な学習」の中に位置付けられていることが多く、
１０歳の時点で現在の自分を振り返るという目的で行われます。
具体的には、体育館などの大きめの会場で、
学年全体で行うことが多いです。
歌を歌ったり、劇をしたりという学習発表会のような内容です。
また、「子どもから親」、「親から子ども」への手紙を、皆の前で、
披露するというプログラムに取り組んでいるところも多いです。
この二分の一成人式ですが、親にとっては感動的な式なのですが、
問題点も指摘されています。
企画自体が、「親がいる」、「親が子どもを大切にしている」
と言う前提で作られています。
例えば、様々な事情で親と一緒に暮らしていない子供もいます。
また、最近よくニュースなどで取り上げられている、
虐待に関わる家庭では、感動的な活動にはなりません。
形だけの手紙を書いたとしても、
それは子どもにとって良い学びになるものではありません。
そういった難しさを抱えている、「二分の一成人式」です。
今指摘したような難しさを意識し、
新しい試みとして「未来志向」の二分の一成人式に、
取り組んでいる学校もあります。
「これまでどのように成長してきたか」
ということよりも、
「これからどのように生きていきたいか」
という部分に着目をしたものです。
「子どもから親」、「親から子ども」への手紙などはなしにして、
「これからどんなことを頑張っていきたいか」
というテーマの作文を書く、それを皆の前で発表するというものです。
こういった形にすることで、
親の存在をあまり意識することなく
良い形で活動を進めることができます。
二分の一成人式で交換する手紙の例文で母親からの場合は？
以下に、母親からの手紙の文例をご紹介します。
母親としての愛情と健やかな成長を願う手紙が多いです。
参考にして下さい。
・・・・・・・
〇〇へ
あなたが生まれてきた時の感動は今でも忘れていません。
陣痛から生まれるまでにとても時間がかかり、
苦しい時間が長くありました。
あなたの顔を見た時にそんな苦しさも全てが、
とんでいくような思いでした。
うれしさと共にこの子をしっかりと育てていかなければという
親としての責任感を感じたのを覚えています。
あの日から早いもので１０年が経つのですね。
小さな頃は体も弱く、何度も夜間の救急診療に行っていました。
最近は、体も大きくなり、また強くなり、
病気になることも減ってきました。
これから色々なことに挑戦しながら、成長をしていってください。
いつもそばで見ています。
母より
二分の一成人式で交換する手紙の例文で父親からの場合は？
以下に、父親からの文例もご紹介します。
母親とは少し違った視点で、
社会を意識したものであると尚良いでしょう。
参考にして下さい。
・・・・・・・
〇〇へ
いつも仕事で帰りが遅くなり、
あまり一緒に夕食が食べられないでごめんなさい。
この所の〇〇の成長には驚かされます。
体も大きくなっていますが、それ以上に心の成長を感じます。
先日、街で困っている人が居た時に、
「助けてあげよう！」と親が言う前に言いだした時は、
本当に嬉しかったです。
これからもしっかりと勉強し、賢くなると共に、
多くの人の役に立てるような人になってください。
成功ばかりでなく、失敗することもあると思います。
失敗からは大きな学びがあります。
辛い時もあるかもしれませんが、しっかりと失敗から学び、
大きく、大きく、成長していってください。
父より
まとめ
本記事では、二分の一成人式の内容について、
詳しくお伝えしました。
近年、小学校において行われている行事です。
二分の一成人式は、
１０歳になる小学校４年生の時に行われます。
１０歳の時点で現在の自分を振り返るという目的で、
体育館などで、学習発表会の形式で行われることを
お伝えしました。
ただし、先にもご紹介したように、
難しい一面も抱えているものでもあります。
一方、子どもの人生、親の人生において、
振り返りをする良い機会でもあります。
上手に利用し、その後の人生が、
より良いものとなるようしていきたいものです。
本記事が、二分の一成人式の在り方を考える
良いキッカケになりましたら、嬉しいです。