危篤にかける言葉を英語で本人に伝える時の例文は?本人の家族には?
病気や事故で危篤になる、だれでも起こりうることですよね。
誰でも言葉もないほど打ちひしがれるでしょう。
でもそんな時こそ、自分の気持ちを本人へ伝える最後の機会かもしれません。
もしその相手が英語圏の人であった場合、あなたの想いを、
英語で伝えることが出来ますか?
また、その本人の家族に言葉をかける場合、英語でどう言えばいいでしょうか?
日本語でさえ難しいシチュエーションですが、
少しでも慰めと癒しの心を伝えることができるなら、
前もっての最低限な言葉は覚えておいても損はしません。
今回は、そんな時に慌てないよう、危篤の時の言葉を英語で伝えるには、
何と言えばいいのか、ご一緒に見ていきましょう。
英語が苦手な人でも少ない単語で表現できる例文をご紹介しますので、
ぜひ参考にしてくださいね。
危篤にかける言葉を英語で本人に伝える時の例文は?
危篤状態はいろいろな状況が想定されますが、
できればその場に応じた言葉を考慮して伝えたいものです。
英語ではこの一言、というのではなく、
本人の状態とご家族の気持ちに沿った言葉をかけるように心掛けます。
●勇気や安心づける際の例
励ましの言葉で意識が戻る可能性もあるかもしれません。
必要以上に元気づけるのは避けながらも、以下のような例文が適切でしょう。
・I am here for you 「ここにいるよ」
・I am always here to support 「ずっと助けるからね」
・Let’s go home! 「うちに帰ろうね!」
・You will get better soon! 「すぐ良くなるよ!」
・This is ○○. I’m coming here 「○○だよ、今来たよ」
・Let’s hang out again! 「また遊びに行こう!」
●終焉を迎える際の例
危険な状態でも、気持ちのこもった言葉は本人に通じているはずです。
わかりやすく短い言葉で伝えましょう。
・Thank you so far 「今までありがとう」
thank you はとてもシンプルながら充分気持ちが伝わる言葉です。
・I’ll never forget you 「あなたを忘れないよ」
neverは絶対に忘れない、という意味が込められています。
危篤にかける言葉を英語で本人の家族にはどう伝える?
このような時こそ、アドバイスは控え、余計なことは慎むようにします。
●例1「何か私にできることがあったら教えてください」
自分に何かできることはないか、といった指示を仰ぐ言葉です。
・If there’s anything that, I can do please let me know.
・Please let me know if I can do anything to help.
・Please let me know if you need help.
・Tell me if you need anything.
ご家族に実際に頼られることはあまりありませんが、
これらの言葉をかけるだけでも、少なからず癒された気持ちを
持ってもらえるでしょう。
●例2「○○さんの回復を願っています」
回復してほしいという自分の気持ちをシンプルに表します。
・I wish recovery for ○○
・I hope ○○ make a swift recovery
・I send best wish for ○○ healing
●例3「あなたと共にあります」
欧米ではよく、私の心はあなたと共にあります、という言い方をします。
・My heart belongs to you
・My heart always escorts you
例2と例3は、
「あなたの気持ちに寄り添っているからどうか安心してください」
という気持ちを表しています。
ちなみに、「あなたと共にあります」という言い方は、
聖書に基づく表現から来ているとも言われますが、
不幸に遭った際や被災した人に使われる言葉としてよく使われています。
まとめ
危篤の時は状況に応じた適切な言葉をかけるように心掛けたいものです。
長くだらだら話すよりも、
短い言葉で相手の気持ちに少しでも寄り添うことが大切。
たとえ英語が話せなくても、
少ない単語の組み合わせで充分に伝えることができます。
上手に話そうとするのではなく、
相手気持ちに合わせて同調することの方が大切です。
本記事でご紹介した例文が、いざという時、あなたの温かい気持ちを、
ご本人やそのご家族にお伝えするのに役に立ちましたら幸いです。