危篤にかける言葉を友人には何と言うべきか?友人の家族が危篤の場合は?
「ある日突然、友人が危篤との知らせが・・・。
状況を把握できないままその友人に会いに行くと、
命の危険にさらされている場面に遭遇することになりました・・・!」
このような状況は誰にでも起こり得ることです。
この時あなたは、その友人にどんな言葉をかけますか?
普段はほとんどそのような状況を想像することなく過ごすため、
とっさには適切な言葉が浮かばないでしょう。
今回は、そんな状況に遭遇しても冷静になって言葉をかけられるよう、
適切な文言をご紹介します。
もしもの時の参考にして下さい。
危篤にかける言葉を友人には何と言うべきか?
危篤とは命の危険が迫っている状態ですが、
本人の意識があるかないかによって、かける言葉には配慮が必要です。
どんな場合にしろ、まずはあなたがその場にいることを伝えてみましょう。
POINT!可能であれば、手を握るだけでも良いですね。
多くの言葉はいらず、会いに来たこと、
寄り添っていることを知らせてあげるのが無難でしょう。
非常に危険な場合にしろ、奇跡的に回復する可能性はゼロではありません。
そんな時は励ましの言葉をかけてみてください。
●危篤にかける励ましの言葉の例:
・「○○(自分の名前、私、俺)だよ、今来たよ」
・「まだ行かないで(逝かないで)」
・「また○○(場所など)に行こう」
注意としては、本人の状態によっては、
励ましの言葉が適切ではない場合もあるので、
ご家族に状況を確認する必要があります。
終焉の状態に近い場合は、感謝の言葉を伝えるとよいでしょう。
数々の思い出の中から印象的だったことや、
普段は言えなかった気持ちを伝える最後のチャンスとなります。
ですがこの時、友人同士だからこそ言い合えた事は、
家族にとってはふさわしくない場合もあります。
また、泣き叫ぶのも家族の気持ちに配慮しているとは言えません。
最も考慮すべきなのはご家族なので、
あくまで優しく平和的な言葉で伝えてください。
●危篤にかける感謝の言葉の例:
・「○○に出会えて良かった」
・「友達になってくれてありがとう」
・「○○のことは忘れないよ」
・「一緒に~できて良かった、ありがとう」
・「ありがとう」
というだけでも充分に伝わる優しい言葉でしょう。
危篤にかける言葉を友人の家族が危篤の場合は何と言うべきか?
「何かお手いできることがあれば、遠慮なく言ってね」と言う風に、
友人に寄り添った言葉をかけましょう。
誰よりも辛くて大変なのは友人です。
非常に辛い状況の中、心身ともに疲れ切っていることが考えられます。
そんな時は気持ちに寄り添うことが大切です。
励ましたり、慰めの言葉は逆に傷つけることがあるため、
配慮した言葉をかけるのが適切でしょう。
●友人の家族が危篤の場合に友人にかける言葉の例:
・「何かできる事があったら手伝うよ」
・「私でよければお手伝いさせてね」
・「できる事であれば遠慮なく何でも言ってね」
指図したり、無理に明るくふるまうのは、失礼で逆効果です。
友人の気持ちを和ませようとしたり、
話を長くすることも控えたほうがよいでしょう。
また、「元気を出して」や「がんばって」など奮い立たせるのは、
この場では不適切です。
励ますのではなく、まずは寄り添う気持ちを持って接することが大切です。
まとめ
・危篤状態の友人にかける言葉は、
励ましであったり、感謝の言葉であったりと様々。
まずは状況を把握し、ご家族に配慮した言葉をかけましょう。
・危篤状態の家族がいる友人には、
励ますよりも気持ちに寄り添った言葉をかける。
・「元気出して」や「がんばれ」という言葉は、
相手を追い込んで傷つけることになるので控える。
危篤というできれば避けたい状態を、
私達は人生の中で経験せざるを得ないでしょう。
ですが、普段の生活で特に気に留めない事ゆえ、
その状況に遭遇したときに、とっさには言葉が出難いものです。
冷静に対応するためにも、一般常識として、
危篤にかける適切な言葉を、事前に把握しておくことが必要ですね。
本記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。