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入院のお見舞い金を退院後渡す場合の注意点!快気祝いとの違いとは?

   

知人や身内の入院を知っても、都合がつかなかったり、
後で知ったなどの理由でお見舞いに行けなかったという場合もあるかと思います。

本来であればお見舞い金を渡したかったところですが、
退院後に渡してもいいものなのか、渡す場合何か気を付けることはあるのかなど
気になりますよね。

のしの表書きも「お見舞い」なのか「快気祝い」で合っているのかなど、
いろいろ迷うことがあるでしょう。

そこで今回は、入院のお見舞い金を退院後に渡す時のルールと、
「お見舞」と「快気祝」の金封の違いについて見ていきます。
是非参考にして下さいね。

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入院のお見舞い金を退院後渡す場合の注意点!

お見舞い金を退院後に渡す場合、のし袋の表書きが変わります。
まずは渡す相手が全快しているか、それとも療養が続くのかを確認しましょう。

全快している場合はお見舞いという言葉は使わず、
退院祝いとして「祝御退院」「祝御全快」「祝御快復」という表書きになります。

まだ快復せず通院したり、自宅療養する場合は、
「お見舞い」または「祈御全快」とするのが通常です。

なお、退院後1週間以内であれば、「祝御退院」とすることもできます。

どの場合でものし袋の水引は「結び切り」が最適です。
結ぶとほどけない結び切りは、一回限りで続いてほしくないという意味が
込められています。

他には、左側に赤い線の入った封筒や白い封筒でも構いません。

金額は入院中に渡すはずだったお見舞い金と同額にします。
お見舞いに行けなかったからといって、
当初のお見舞い金と退院祝いを合わせたお金を贈る必要はありません。
そういう理由で、お見舞い金を渡している人は、退院祝いは贈らなくていいのです。

渡すタイミングは退院後3週間、遅くても1ヶ月以内に、
入院中にお見舞いに行けなかったお詫びの言葉と共に渡しましょう。

お詫びの気持ちを寄せた簡単な手紙を添えるのも良いですね。

もし1ヶ月以上空いて渡すことになった場合は、
のし袋の表書きを、相手の体調に合わて変えなければいけません。

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療養中であれば「お見舞い」としますが、
すっかり快復している場合は「快復祝い」という言葉に変えます。

入院のお見舞い金を退院後渡すのと快気祝いとの違いとは?

退院後に渡す金封として、間違えやすいのが「快気祝い」です。
快復したお祝いと思いがちなのですが、全く違います。

本来の快気祝いとは退院のお祝いを贈るものではなく、
病気が快復した本人がお世話になった人へのお礼として贈るものです。

現在では、快復まで至らなくてもお見舞い品のお返しとして贈る際にも使われます。

 POINT! 

入院のお見舞い金はお見舞いした人が贈るものに対し、
快気祝いは入院をした本人がお礼のためのお返しをする、
ということ、退院後のお見舞い金は、
退院祝いとして贈るということを覚えておきましょう。

なお、退院祝いにお金だけではなく品物も贈りたいという場合は、
あまり高額にならない物を選びます。

当初のお見舞い金の値段内で収まるようにして、
贈られる相手に余計な気を使わせないようにしましょう。

贈る品物は後に残らない物、消えモノがいいとされています。
食べてなくなる菓子折りや、洗い流すという意味を持つ石鹸や洗剤がおすすめです。

なお、お返しする側の快気祝いも同様、消えモノが無難です。
病床を連想させるシーツなどの寝具類は、
快気祝いの品としては相応しくないので避けます。

快気祝いを贈る際も、退院祝いと同様、
「結び切り」の水引のあるのしを付けてお返しします。

●まとめ:

退院後に渡す「お見舞い金」は、贈られる相手の体調と状況によって、
のしの表書きが違うということをお伝えしました。

一番大切なのは気持ちですが、
マナーやルールを知らないと失礼にあたることもあります。

マナーと常識を知ることで自分の知識も育ち、
いざという時に必ず役立つでしょう。

互いに気持ちの良い付き合いを続けるためにも、
今回の記事を参考にして頂けると嬉しいです。

 - 生活の知恵