ノロウイルスの症状の特徴は?軽症の場合は?重症だとどうなるのか?
2019/05/19
秋も深まり、寒くなってくると、
ノロウイルスの季節になります。
ノロウイルスに感染すると、
嘔吐や、下痢、発熱が大変と聞きますが、
一体、ノロウイルスってどんな病気なのか
よくわからないと思いませんか。
感染しやすいと聞くけれど、
何か気をつけないといけないことはないか、
不安な方は、ここでしっかりと
確認して下さいね。
ノロウイルスの症状の特徴は?
一般的に、ノロウイルスの症状は、
・吐き気、嘔吐
・腹痛、下痢
・発熱(約37~38℃)
になります。
ノロウイルスは、乳幼児から高齢者に至る広い年齢層で、
急性胃腸炎を引き起こすウイルスです。
この感染症は11月から3月の主に冬季に多発しますが、
年間を通して患者はみられるので、普段から要注意のウイルスです。
発熱は、通常2、3日で回復しますが、
症状がなくなっても一ヶ月ほどは、キャリアのままで
ある場合があり、家族や他人への感染には注意が必要です。
ノロウイルスの最大の特徴は、
下痢だけではなく、嘔吐を引き起こすことにあります。
下痢であれば、ウイルスはトイレで流される為、
ウイルスは広がりにくいのですが、
嘔吐の場合、適切に処理・消毒をしないと
ウイルスが床に残るので、注意が必要です。
またノロウイルスは、
ヒトの小腸内で爆発的に増殖します。
そして、ノロウイルスは、非常に少量の
ウイルス摂取でも発症します。
感染から発症までの時間である潜伏期間は、
およそ24~48時間です。
症状は通常であれば2日ほどで治癒します。
また後遺症が残る心配はありません。
ただし、免疫力の低下した老人や乳幼児では長引くことがあり、
激しい嘔吐や下痢による脱水症状には気をつける必要があります。
ノロウイルスの症状で軽症の場合は?
一般的に、軽症の場合は、
吐き気、腹痛、下痢気味、微熱(37℃)
になります。
嘔吐、醜い下痢にまでは至らないというレベルです。
感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状のみの
場合もあります。
ノロウイルスにかかっても、症状が軽症か、重症かの差は、
本人が持つ免疫力の差によるところが大きいです。
ノロウイルスの症状で重症の場合は?
一般的に、重症の場合は、
突然の嘔吐、腹痛、下痢が頻繁に発生し、症状は、
24~48時間続きます。
熱も38℃くらいまで上がります。
特に症状が重い場合は、
治癒するのに一週間程度かかることもあり、
入院させられる場合もあります。
その場合でも後遺症が残る心配はありません。
POINT!激しい嘔吐や下痢による脱水症状がひどくなるので、
常に水分補給を怠らないようにして下さい。
まとめ
ノロウイルスの症状の度合いは、
人それぞれ異なります。
その人が持つ免疫力の差です。
でも軽症でも、吐き気や、腹痛、下痢気味、微熱の症状になり、
つらいものです。
また免疫力の弱い子供や、老人が感染すると、
重症化することもよくある話です。
ノロウイルスに感染したら、
自宅で安静にして、常に水分補給を十分行いましょう。
万が一、ノロウイルスに感染したのかどうか疑わしい場合は、
速やかにかかりつけの医師に診てもらうことをオススメします。