スーツケースの機内持ち込みの許容サイズは?重量は?禁止物は?
2019/05/21
海外旅行には、スーツケースは必需品ですね。
大型のスーツケースは、搭乗手続きの時に預けるけど、
小型のスーツケースはできれば、機内に持ち込みたい場合が
あると思います。
スーツケースは頑丈だから、大切な物も収納できるし、
便利ですから、いつも手元に置いておきたいですよね。
「スーツケースでも小型のものは機内に持ち込める」
と聞きますが、本当に、そうなのか?
何か気をつけないといけないことはないか、
不安な方は、ここでしっかりと
確認して下さいね。
スーツケースの機内持ち込みの許容サイズは?
海外旅行に行くときは、乗り継ぎなどで、
国内線に搭乗することも多いので、
国内線、国際線の両方を説明します。
機内に持ち込める手荷物の大きさは、
国内線と国際線で異なります。
国内線の場合は、飛行機が保有する座席数によって、
機内に持ち込める手荷物の大きさが異なります。
<国内線>
・100席以上の場合
サイズ:幅55cm x 高さ40cm x 奥行き25cm
(3辺の合計が115cm以内)
・100席未満の場合
サイズ:幅45cm x 高さ35cm x 奥行き20cm
(3辺の合計が100cm以内)
<国際線>
サイズ:幅55cm x 高さ40cm x 奥行き25cm
(3辺の合計が115cm以内)
スーツケースのメーカーにより多少差異はありますが、
大体、35Lや40Lのスーツケースになります。
新たに機内持ち込み用のスーツケースを購入される場合は、
幅、高さ、奥行きの3辺の合計に注意して購入しましょう。
スーツケースの機内持ち込みの許容重量は?
基本的に、
重量は、10kgまでになります。
実際は、航空会社によって、重量の制限は多少前後します。
また、あなたが予約購入した座席のグレードによっても異なります。
当然のことながら、
エコノミーより、ビジネスクラスの方が、
ビジネスクラスより、ファーストクラスの方が、
より重いものまで、機内に持ち込むことができます。
ちなみに、エコノミークラスの基準では、
日本航空JALや全日空ANAは、10kgまで。
シンガポール航空は、7kgまで
ルフトハンザは、8kgまで。
大韓航空は、12kgまで。
となります。
最新の状況は、各航空会社のホームページで
確認されることをオススメします。
通常、機内に持ち込むことができる手荷物は、先にご説明した通り、
3辺の合計の条件をクリアーした手荷物1個の他に、
身の回りの品(ショッピングバッグ、ハンドバッグなど)1個の持込みが
可能です。
基本的に、両者の合計重量が10kgを超えないもの
という規定がありますが、大抵の場合、機内に持ち込む手荷物は、
わざわざ重量を測定することはないので、
見るからに重そうな荷物でもない限り、
機内持込みは、ダメということにはなりません。
海外へ50回以上行った私の経験でも、
手荷物の重量を測定されたことは、過去に一度もありません。
機内持ち込みの禁止物は何か?
基本的に、以下の物は機内への持込は禁止です。
・火薬類(花火・クラッカーなど)
・高圧ガス(ライター用補充ガスなど)
・酸化性物質(小型酸素発生器など)
・放射性物質等
・その他有害物件(ドライアイス、アスベストなど)
・引火性液体(オイルライターなど)
・可燃性物質(マッチなど)
・毒物類(殺虫剤など)
・腐食性物質(液体バッテリーなど)
・凶器(鉄砲、ナイフ、はさみなど)
ちなみに、
・刃物類
・工具
・バット
・ゴルフクラブ
など凶器として使用される可能性のあるものも、
機内への持ち込みはできません。
・ライター
・マッチ
も機内への持ち込みは禁止されていますが、
身につけて携行し、喫煙に利用する場合に限り、
1個までは、機内への持ち込みが認められています。
ただし、使い捨てライターまたは、ZIPPOタイプに限られますので、
注意が必要です。
なお、搭乗手続きの時に預けるスーツケースには、
ライターやマッチの収納は一切許されませんので注意して下さい。
また、
・リチウムイオン電池
は持ち込みが禁止されています。
・ヘアーカーラー
・ヘアーアイロン
は、本体からリチウムイオン電池を取り外した場合のみ、
機内への持ち込み認められています。
取り外したリチウムイオン電池は、搭乗手続きの時に預ける
大型のスーツケースなどに、事前に収納しておきましょう。
・歯磨き粉
・化粧水
など、100ミリリットル(または100ミリグラム)
を超える液体、ジェル状物質は機内への持ち込みは禁止です。
機内持込禁止の物を、無断で機内に持ち込み違反した場合には、
50万円以下の罰金が科せられることがありますので、
注意しましょう。
まとめ
スーツケースでも小型のものは、
機内に持ち込むことができます。
サイズや重量は決まっていて、
・サイズは、国内線か、国際線か、
また搭乗する航空機の座席数により異なります。
例えば国際線の場合は、
幅55cm x 高さ40cm x 奥行き25cm
(3辺の合計が115cm以内)
・重量制限は、航空会社により異なりますが、
おおよそ10kg
までが機内に持ち込み可能となります。
機内持ち込みの禁止物としては、
・100mlを超える液体
・引火性物質
・凶器になり得る物
など、機内に持ち込むと危険とされる色々な物が
禁止対象になっています。
特に、
・ペットボトルのお茶
・100mlを超える化粧水
・リチウムイオン電池
・アーミーナイフ
・ハサミ
などは、うっかり手荷物の中に入れてしまうことが多いので、
特に注意して下さいね。