花粉症の対策で病院の注射にはご注意を!副作用は?費用は?
2019/05/21
冬が過ぎて、暖かくなり始めると、
花粉が気になる方も多いのではないでしょうか。
花粉症対策には、薬やレーザー治療、注射など色々ありますね。
特に花粉症の注射は、即効性があると聞きます。
でも「花粉症の注射には副作用がある!」
とも聞きますが、本当に、そうなのか?
何か気をつけないといけないことはないか、
不安な方は、ここでしっかりと
確認して下さいね。
花粉症の対策で病院の注射にはご注意を!
基本的に、
花粉症対策で、注射を打つときには注意が必要です。
花粉症の注射には、
・ヒスタミン注射
・アレルゲン注射
・ステロイド注射
の3種類があります。
ヒスタミン注射は、体にできるだけ負担をかけずに
治療できるメリットがありますが、1シーズン、
10回程度接種が必要です。
副作用は、頭痛などで軽度のものです。
私の経験からも、花粉症の注射をするのであれば、
体への負担が少なく、効果も期待できるヒスタミン注射を
オススメします。
またアレルゲン注射は、スギ花粉のアレルゲンのみに特化した
注射です。
数十回とかなりの回数を接種することが必要です。
副作用は、ほとんどなく、あったとしても患部の腫れ程度ですが、
効果が期待できるのは、スギ花粉にアレルギーがある方に限定されます。
ステロイド注射は、別名ケナコルトとも呼ばれ、
1回の接種で持続的な効果が期待でき、
最も即効性があるので、人気があります。
ただその分、深刻な副作用が出やすいです。
最近では、ほとんどの耳鼻咽喉科では、
花粉症対策用の注射、特にステロイド注射は
してくれません。
一部、内科や整形外科で、接種してくれる病院があるようです。
一度の注射で治ると説明された場合は、
大抵の場合、ステロイド注射です。
花粉症の症状を発症してからでも効果が期待できるので、
接種される方が後を絶たないようです。
ステロイドと言えば、筋肉注射として有名ですね。
このステロイドは、すぐには体の中から抜けず、
1~2ヶ月は体の中に残り、体中の免疫力を下げます。
花粉に対する免疫のみ抑えることができれば良いのですが、
残念なことに、全ての免疫力を低下させます。
これは、花粉以外の、例えばインフルエンザなどに対する
免疫を低下させることを意味し、大きなリスクを伴うことになります。
その為、耳鼻咽喉科学会やアレルギー学会では、
ステロイド注射は、治療手段として正式に認められていません。
私も花粉症が醜いので、
花粉症で悩んでおられる方が、藁にもすがる思いであるのは
重々承知していますが、ステロイド注射だけはやめましょう。
地道に、
・点鼻薬(ステロイド成分を含むが鼻の粘膜だけに影響し、すぐ分解されます)
・マスク
・予防薬のザジテン
などの服用や
・レーザー治療
などで乗り切られることをオススメします。
花粉症の注射に副作用はないか?
一般的に、
花粉症の注射には、副作用があります。
この花粉症の注射、特にステロイド注射を
接種された方は、多くの場合ホルモンのバランスが狂います。
当然、個人差がありますが、
・ホルモンバランスの乱れ、
・内臓疾患
・免疫力の低下
・免疫の低下による感染症の誘発
・精神の変調
・緑内障
など、山のように副作用の報告があります。
特に、女性の場合は、
生理が止まる方や一ヶ月生理が続く方など、
その副作用も深刻なものが多いです。
将来、子供さんが欲しい方などは、
このステロイド注射はできるだけ控えて下さい。
花粉症の注射の費用はいくらか?
一般的に、
花粉症の注射の費用は、病院毎にばらつきがあります。
ヒスタミン注射やアレルゲン注射は、
概ね、1回、1,000円前後です。
ただし、接種の回数が多いので、
結局は、高くつきます。
ステロイド注射の場合は、
1回、1,000円~10,000円と
病院によって、値段がかなり変わってきます。
どうしてもステロイド注射をする場合は、
事前に病院に、注射してもらえるかどうか、
値段含め、確認した方が良いでしょう。
まとめ
花粉症の対策には、色々ありますが、
花粉症の注射は、他の対策に比べ、即効性があり、
人気があります。
ただし、ステロイド注射は、
ホルモンのバランスを崩すなど深刻な副作用があるので、
接種するのはできるだけ控えましょう!
いくら注射で花粉症が収まったとしても、
ホルモンのバランスを崩したり、他の病気にかかっては
元も子もありません。
どうしても花粉症の注射を受けたい場合は、副作用が少なく、
効果が期待できるヒスタミン注射を接種しましょう。
基本的には、地道に、
薬や、副作用がないレーザー治療で乗り切ることを
強くオススメします。