賞味期限切れのビールはいつまで飲める？1年2年は大丈夫か？使い道は？
気が付いたら、家にあるビールの賞味期限が、
切れていたということはありませんか？
お中元やお歳暮で大量にビールをもらうと、
飲み切れずに置きっぱなしになってしまうこともありますよね。
賞味期限が切れてしまったビールをどう扱ったらいいのか、
迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
今回は、「賞味期限切れのビールがいつまで飲めるのか」
を調べてみました。
また飲めない場合のビールの使い道についても、
お伝えしていきますので、是非参考にしてください。
賞味期限切れのビールはいつまで飲める？
缶タイプと瓶タイプで異なりますが、
賞味期限が切れてから、おおよそ3か月は大丈夫です。
賞味期限が切れていると、つい口に入れるのを、
ためらってしまいますよね。
賞味期限とは、「美味しく食品を楽しめる期間」のことで、
賞味期限が過ぎてしまっても食べられないわけではありません。
食品の品質が安定して維持されている「保証期間」と、
定義されています。
期限が切れた次の日はもう食べられない…
ということではないのです。
賞味期限が切れたビールでも、もちろん飲むことが出来ます。
しかしビールには炭酸が入っているので、
あまり長く放置しておくと、炭酸が抜けて、
美味しさを感じにくくなってしまいます。
賞味期限切れのビールを美味しく楽しめる期間を調べてみると、
缶タイプと瓶タイプで少々違いがあることがわかりました
ちなみに缶の方が密閉されやすいので長く、
瓶の方が品質変化が起こりやすいので、
通常賞味期限が短くなってしまいます。
・缶タイプの場合は賞味期限＋6か月以内
・瓶タイプの場合は賞味期限＋3ヶ月以内
上記の期間内であれば、味が大幅に落ちることなく、
ビールを楽しめます。
それ以上日にちが経ってしまうと、
ビールの醍醐味である泡立ちが弱くなり、
風味も落ちてしまいます。
ビールの喉越しや、爽快感を楽しみたい時は、
製造年月日に近い内に、飲み切るのが一番と言えますね。
またビールの保存状態で、品質が変わる可能性もあるので要注意です。
ビールの保管場所には直射日光が当たらず、
高温になりにくい場所を選ぶのがおすすめです。
特に高温になりやすい夏場は、すぐに飲まなくても
冷蔵庫で冷やした方が良いでしょう。
賞味期限切れのビールは1年2年は大丈夫か？
賞味期限が切れてから1年経過した場合は、
ビール本来の風味や切れは、期待できませんが、
飲むのは大丈夫です。
しかし2年経過した場合は、見た目も含め、
もはやビールとは言えない代物と化すので、
飲むのは止めた方がいいでしょう。
冷蔵庫の奥や、棚に閉まったビールの期限を確認したら、
1年以上前のものだった…
と言うケースもあります。
先ほど挙げた賞味期限＋3ヶ月～6か月よりも、
年月が経過した状態で、ビールを飲むことは、
出来るのでしょうか。
1年経過したビールの場合、
酵母成分の発酵が進み、多少味が酸っぱく、
感じられるようになります。
保存状態にも寄りますが、泡は少々少ないものの、
全く飲めない状態ではありません。
見た目はビールの色も風味が抜けたせいもあり、
少々薄くなります。
一方2年近く経過したビールは、
味・見た目ともに大きな変化が現れます。
酵母成分の発酵が1年ものよりも進み、
より酸味が強く感じられるようになります。
炭酸の泡立ちもほとんどなく、色もわずかにしかついていません。
また1年前にはほとんど見られなかった、
成分の沈殿物が底に溜まるようになります。
ビールはワインや日本酒のように、
熟成させて楽しむお酒ではないですよね。
品質がグッと低下してしまうので、
安全のためにも飲むのは避けた方が良いでしょう。
賞味期限切れのビールの無駄のない有効な使い道は？
飲めなくなったビールをそのまま捨ててしまうのは、
もったいなく感じますよね。
飲むだけではない、他の用途を調べてみると、
油汚れの掃除に使えそうです。
ビールの成分を調べて見ると、
このような成分が含まれていることがわかりました。
・酵母
・アルコール
・ビタミンＥ
アルコールは油分を落としやすくする性質があり、
ビタミンＥには油分とくっつきやすい性質をもっています。
また酵母には、油を包み込んで洗い流しやすくする効果が
期待出来ます。
台所は洗剤では落としにくい、頑固な油汚れがつきますよね。
ビールを少量ずつキッチンペーパーや、
使い捨て可能な布に染み込ませ、油汚れが気になる部分につけます。
成分が馴染むまで少々放置し、数分経ったら表面を軽く擦って、
拭き取りましょう。
アルコールが含まれているので、衛生対策もばっちりですね。
また台所の調理台だけでなく、換気扇や手垢がつきやすいフローリングの
掃除にも使えます。
ビール独特のニオイが気になる時は、
仕上げに水拭きをプラスするのがおすすめです。
まとめ
ビールは他のお酒に比べると賞味期限が短いので、
いつまで飲めるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
賞味期限を過ぎたビールでも、おいしく飲むことが可能な目安期間は、
・缶ビールなら賞味期限＋約6か月
・瓶ビールなら賞味期限＋約3ヶ月
と覚えておきましょう。
また賞味期限から1年以上過ぎているビールは、
味や見た目が大幅に変化し始めるので要注意です。
品質が変わっている可能性が高いので、
飲まずに違う用途で活用した方が安全です。
ビールには落ちにくい油汚れを掃除する時に、
ぴったりな成分がたくさん含まれています。
調理台や、換気扇など気になるところに染み込ませて使えば、
洗剤の節約にもなりますね。
賞味期限の切れたビールに悩んだ時は、
今回ご紹介した内容を参考にしてみて下さいね。