インフルエンザと風邪は同時にかかるのか?違い見分け方は?予防法!
インフルエンザに感染していても同時に風邪にもかかることもあり、
その違いと見分け方、その予防法についてご紹介します。
晩秋になり本格的に寒くなってきて、気温が下がってくると、
インフルエンザなどが流行り出します。
インフルエンザは、時に人の命を奪うこともある程、危険な病気です。
まれにあるのが、インフルエンザと他の風邪などに同時に感染することです。
そうなると重症化することもあり、特に注意が必要です。
インフルエンザや風邪にかかる前に、本記事の内容に目を通して頂き、
是非参考になさって下さい。
インフルエンザと風邪は、同時にかかるのか?
実は、あまり知られていませんが、
インフルエンザと風邪は、同時にかかることがあります。
インフルエンザや風邪に感染していると、体力が落ちているので、
インフルエンザと風邪に同時または連続して感染することがよくあります。
インフルエンザと風邪は原因が異なっています。
その為、同時または連続して感染することがあります。
特に集団で生活している学校などの場合、その可能性が高くなります。
学校などでは、インフルエンザが流行りだすと、
欠席状況によって学級閉鎖などになります。
インフルエンザは感染力が強く、
何も対策をしないとあっという間に広がってしまいます。
また、インフルエンザには、AやBなどのタイプがあります。
インフルエンザの流行が同じタイプでない場合は非常に注意が必要です。
集団の中にAとBの両方のウィルスがあると、
片方に感染した人が、ある程度治った後、
もう一方のものに感染するということがよくあります。
一度、インフルエンザなどに感染すると、体力が低下します。
ある程度元気になってもやはり体力が通常の状態よりは、
低くなってしまっているので、他の病気に感染しやすいのです。
その上、インフルエンザは感染力が強いものなので、特に注意が必要です。
子どもの場合、連続でインフルエンザに感染してしまうと、
場合によっては、半月位出席停止で学校に行くことが、
出来なくなってしまうこともあります。
インフルエンザと風邪の症状の違い、見分け方は?
一般的に、インフルエンザと風邪の症状の違いは、
発熱と倦怠感、関節痛の有無で、見分けられます。
インフルエンザと風邪の違いは色々とあります。
その違いを知っているだけで、対処法が違ってきます。
代表的な違いとしては、風邪と比べインフルエンザは、
症状が急激に進行していくということです。
インフルエンザウィルスの潜伏期間は1~3日と言われています。
その潜伏期間を過ぎると、急激に体に変化が生じてきます。
変化の大きな部分は「発熱」です。
あっという間に38度を超え、場合によっては40度近くまで上がってしまいます。
また、インフルエンザは体全体に症状が出てきます。
まず、全身の倦怠感などが現れます。
関節痛、筋肉痛、頭痛なども現れます。
また、インフルエンザは肺炎や脳症などを合併して重症化することがあります。
脳症(インフルエンザ脳症)になると、
最悪の場合は、死亡するケースもあります。
インフルエンザ脳症は、5歳以下の小児に多く見られます。
1~2歳は特に注意が必要です。
症状は、意識障害やけいれん、異常行動などです。
もしインフルエンザ脳症が疑われるような時は、一刻を争います。
躊躇せず病院へ行く必要があります。
また高齢者の場合も、肺炎などがきっかけで死亡するケースもあり、注意が必要です。
症状以外では、インフルエンザは冬季を中心に流行します。
主に11月頃から3月頃までが流行の時期です。
風邪は、インフルエンザと違い、進行が穏やかです。
一気に高熱が出ることもあまりありません。
症状もくしゃみ、鼻水、咳、喉の痛みなど部分的であることが多いです。
原因となるものは、
・ライノウイルス
・コロナウイルス
・アデノウイルスなどです。
流行は冬季に限ったものではなく、一年を通じて散発的に発生します。
インフルエンザと風邪に同時に感染しない為の予防法!
一般的に、インフルエンザと風邪に同時に感染しない為の予防としては、
一過性の取り組みではなく、日頃から継続的な取り組みが大切です。
予防には、以下のことを日頃から心がけて、取り組むようにしましょう。
1.人混みや、病院などでは、マスクの着用を心がける
2.外出先から帰宅したら、必ず手洗いとうがいを徹底する
3.バランスの取れた食事を摂る
4.良質で十部な睡眠を取る
5.適度な運動を定期的に行う
6.毎年10月中旬~下旬にインフルエンザの予防接種を受ける
上記の予防に向けた取り組みを、日頃から徹底して、
体力を養い、健康増進に取り組むことをおすすめします。
無論、インフルエンザに感染したと思われる場合は速やかに、
医師の診断を受けましょう。
限界まで我慢する方もおられるようですが、
放置して直るものでもありません。
いくら予防を徹底していても、
100%、インフルエンザや風邪にかかることを防げる訳ではありません。
また既にご紹介した通り、インフルエンザと風邪は、
同時感染することがあります。
ケースとしては、インフルエンザの検査で陽性となり、
タミフルなどが処方され、服用したにも関わらず、
調子が戻らないような場合です。
検査をするとタミフルなどの効果で、
インフルエンザウィルスの数は減っているにも関わらず、
他のウィルスなどの影響で体の調子が悪いというものです。
完全に同時に感染するというよりも、
インフルエンザに感染し、免疫力などが落ち、
そこに他のウィルスなどが体に入り込むというケースが多いようです。
インフルエンザの治療で病院などを訪れた際、
病院の待合などで、様々なウィルスや菌をもらってしまうケースが多いです。
ですから、病院へ行く時は、必ずマスクを着用し、
自宅に帰宅したら、速やかに手洗い、うがいを徹底して下さい。
そして十分な休養と睡眠を取ることをおすすめします。
日頃から、予防を徹底していれば、
たとえ、インフルエンザや風邪にかかったとしても、
同時にかかるようなことは、まずないでしょうし、
症状の改善、回復も当然早くなります。
まとめ
インフルエンザに感染していても同時に風邪にも感染することもあり、
その見分け方と予防法についてご紹介しました。
インフルエンザは、時に人の命を奪うこともある程、危険な病気です。
まれにあるのが、インフルエンザと他の風邪などに同時に感染することです。
そうなると重症化することもあり、特に注意が必要です。
インフルエンザと風邪の同時発症は、本当に辛いものです。
できるだけ感染しないよう、外出時は、マスクを着用し、
帰宅したら、手洗い、うがいを徹底して下さい。
本記事の内容が、インフルエンザと風邪の同時感染を防ぐ為のヒントになり、
あなたの健康管理の一助になれば、嬉しいです。