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危篤状態の症状とは?期間はどれぐらい続くのか?回復することはある?

   

「家族や友人が危篤状態」という、耳にしたくない事が現実になったとき、
誰もが驚きとショックで動揺することでしょう。

ですがこのような時こそ状況を把握して、するべき行動を起こさなければいけません。

そのためには、危篤状態とはどのような状態なのかを正しく知っておく必要があります。

この記事では、そのような時でも慌てず冷静に行動するために、

・危篤状態とはどのような症状を言うのか、
・期間はどれくらいなのか
・回復することはあるのか

について、お伝えしていきます。
ぜひ参考にしてくださいね。

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危篤状態の症状とは?

入院中に病状が重くなったり、突発的な事故による大きなケガで、
命の危険がある状態を危篤状態と言います。

 POINT! 

血圧の低下、呼吸が浅く短くなる、意識がなくなるなど生死をさまよう状態で、
症状の回復に見込みがない、死の直前である、
と医師が判断した臨終を迎える直前状態のことです。

家族にとっては覚悟せざるを得ない状況となり、心構えが必要と言えます。

危篤状態にあると聞いた時、誰もが動揺しますが、
それと同時に冷静になることも求められます。

回復の希望を持ちながらも、亡くなった場合の準備が必要なのです。

危篤だという事実を知ったら、辛いことではありますが、
臨終に立ち会う覚悟とその後のやるべきことを遂行しなくてはいけません。

そのために、親族でも知らせるべき範囲、友人とのつながり、
職場や学校などでのつながりを調べて連絡するなど、
やらなければいけないことに追われるでしょう。

辛い状況ではありながらも、これらを遂行することが家族の務めです。

危篤状態の期間はどれぐらい続くのか?

臨終までの時間がとても少ないことを危篤状態とするため、
危篤と診断されてからは、早くて半日、遅くても3日の余命とみなします。

中には昏睡状態のまま数週間から数か月持ち直したり、
危篤状態と回復を繰り返すなどいろいろなケースもありますが、
多くの場合は半日から2、3日と想定するべきでしょう。

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このような状況で、家族は厳しく辛い精神状態になりますが、
本人との限られた時間をできるだけ真摯に向き合い、
後悔のないように過ごしたいものです。

万が一臨終の時に立ち会えなくても、
悔いなくお別れができるような接し方をするのが理想でしょう。

また、現実的には近親者や近しい人への連絡は、
なるべく早く取っておくべきなど、やらなければいけない準備を始めます。

危篤状態から回復することはあるのか?

回復の見込みがないという意味が危篤状態なので、
ほとんどの場合は回復することはありません。

稀に持ち直して数か月は普通の生活を送ることができる人もいますが、
その確率はかなり低いのが現実です。

なかには、10年近く持ち直して回復したように見える場合がありますが、
家族にとっては辛い闘病生活を強いられることとなります。

本人にとっても、その間いつ終焉を迎えてもおかくしない状況には変わりはなく、
辛い状態が続くため精神的にも苦しい状況となるでしょう。

そのためにあらゆる心のケアは家族にこそ必要です。
家族同士や親しい人が寄り沿って助け合うことで、
家族の感じるストレスを減らし、
本人の痛みなどの辛さも、多少なりとも紛らわすことができます。

家族はあくまで冷静さを保って、何が起こっても一喜一憂せずに、
対応するべき存在にならなければいけません。

危篤状態と診断されたら回復を願う気持ちを持ちつつ、
本人と送る人の心の準備は常に必要です。

まとめ

危篤状態とは、

・重い病気や突然の事故などで命の危険がある状態のこと
・亡くなるまで数日間であること
・回復することは稀で、回復したように見えても重篤な状態であるには変わりがないこと

という状態であることをお伝えしました。

私達は普段、健康に生活を送り平穏であればあるほど、
危篤のことなどほとんど意識せずに毎日を送っています。

ですが、誰でも必ず終焉は訪れます。

終焉のときを迎えることも送ることも、
健康な時にこそ一度立ち止まって理解することは必要です。

そうすることで、万が一の時にパニックにならず、
冷静に行動できようにしたいものです。

それが、危篤という状態について正しく理解して、
終焉の時を後悔なく迎え送ることが、残された人の務めではないでしょうか。

もし、そのような事態に陥った時、この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

 - 生活の知恵 ,